経営計画書を作成するのはなぜ?その理由と書き方についてご紹介します!


「経営計画書の書き方について詳しく知りたい」
「経営計画書は、なぜ必要なのかを詳しく知りたい」
このようにお考えの方はいませんか。
今回は経営計画書の書き方や、経営計画書の必要性について詳しく紹介していきます。

□経営計画書を作成する方法とは

経営計画書を作成する際に重要になってくるポイントは、経営計画書を作る前にどれだけ質の高いリサーチやプランニングができるのかということです。

経営計画書を作成するにはある程度決まった手順があります。
この手順通りにプランニングしていけば、最終的に良い経営計画書を作成できるようになるでしょう。

経営計画書を作成する際の1段階目は、自社と競合他社について深く理解することです。
このステップは経営計画をする上では絶対に欠かせない、とても重要なパートです。
自社の分析をする際は次のようなことを中心に議論するとよいでしょう。

・自社の強みとはなにか
・自社の弱みとは何か
・自社の経営状態はどのような状態なのか
・競合他社にはあるが、自社にはないものは何か
・自社にはあるが、競合他社にはないものは何か
・メインの顧客は誰なのか
・顧客が自社を選ぶメリットは何か

このような項目について、主観的な意見と客観的な意見を織り交ぜていきながら議論をしてきましょう。

特に顧客目線になって考えることや、客観的に自社の商品の強みや弱みなどをしっかりと深いところまで理解することは、これからビジネスを展開していく上では非常に重要なポイントです。
多くの他者を巻き込んで意見を共有してもらい、質の高い事業計画書を作りましょう。

*市場の分析の重要性

自社と競合他社の分析が済むと、次は自分たちが所属している市場の分析をしていきましょう。
今日、テクノロジーの発展が急速に進み、市場は常に変わり続けています。
そのような目まぐるしく変わる市場について分析を行い、理解することは経営計画書を作成するにあたっては非常に重要なことです。

市場の分析をする際は、次のようなことを中心に分析をすると良いでしょう。

・現在の市場の状況
・これからの市場の移り変わり
・近年の市場の成長率

このような項目についてデータや数字を使い、事実に基づいた形で市場について正確に分析しましょう。

*ゴールを設定してその道筋を立てる

自社や競合他社、市場の分析が終われば、次はこれから自分たちが目指すゴールを設定しましょう。
経営計画書は基本的には5年ごとに作成することが多いので、まずは5年後に目指す大きなゴールを設定します。

ですが5年後のゴールだけだと漠然としてしまうので、2~3年後の途中の期間でのゴールを他に設けておくのも効果的でしょう。
この途中でのゴールがあれば、自分たちが5年後に達成するゴールに向かってどのくらい順調に進めているのかを適切に判断できます。

自分たちのゴールを設定し終わると、次はどうすれば設定したゴールにたどり着けるのかという方法を考えます。
2~3年後に設定した1つ目のゴールや、5年後に設定した最終目標のゴールとは違い、この段階ではゴールを達成することから逆算して、どのようにゴールまでたどり着くのかについて細分化して決めていく必要があります。

このプランニングの質が悪ければ、自分たちが設定したゴールを達成できる可能性が低くなってしまうでしょう。
自分たちが目指す場所に向かうための道筋を細かく、具体的に設定することをおすすめします。

□なぜ事業計画書が必要なのか

事業計画書を作る理由は大きく分けて2つの理由があります。

1つ目は、自分たちがこれからどのように進んでいくのかを明確にすることで、会社全体で一致団結して1つのゴールを目指せるからです。

どれだけ良いアイデアを思いついても、具体的なゴールや方法が示されていなければ会社全体でその事業を進めるのは難しいです。
事業計画書は1人で作るのもではなく、他者との意見交換をしながら会社の未来について協力し合って作成していくものなので、全員が同じ方向を向いて進んでいくためにはこの事業計画書は非常に重要な役割を担っていると言えるでしょう。

またきちんと事業計画書の内容が設定されていて、他者から見ても納得できるものであれば、外部からの支援や投資を受けれる可能性もあります。

周りを巻き込んで自社を大きくするチャンスをつかむためには、事業計画書は非常に重要な役割を担っているのです。

2つ目は、事業を進めていく途中で問題やイレギュラーが起きても、自分たちの道を見失う事なく軌道修正できることです。

事業を進めていくと必ずどこかのタイミングで、トラブルが起こることがあるでしょう。
そんなときに事業計画書を見返すと、どの部分でトラブルが起きたのかを簡単に見つけられるので、適切な対処を行えるというのは事業計画書の大きな役割と言えます。

このように経営計画書をきちんと適切に作成することは、自社のビジネスを活性化するためには非常に重要なことなのです。

□まとめ

今回は経営計画書の書き方や、経営計画書の必要性について詳しく紹介しました。
この記事で紹介したことを参考にして、正しい方法で会社の経営計画書を用意していきましょう。