印刷会社が会報誌の作成する際のポイントについて丁寧に解説します!


「会報誌には何を掲載すれば良いのだろう」
会報誌の作成をお考えで、このようにお思いの方はいらっしゃいませんか。
会報誌を作成する際には戸惑うことも多いでしょう。
そこで今回は、会報誌に記載する内容や作成する際のポイント、ぴったりな紙について紹介します。

□会報誌に記載する内容とは

そもそも、会報誌と言われてもあやふやな方も多いでしょう。
間違われやすいものとしては、社内誌や広報誌が挙げられます。
今回はそれら2つと比較しながら、会報誌の内容について解説します。

会報誌とは、組織に対して内容が書かれた小冊子のことです。
その主な相手は組織の構成メンバーや会員のため、社員というより顧客向けと言えるでしょう。
また、団体の情報発信や共通ツールといったコンテンツを入れることが多いです。
そのため、かなり幅広い方に向けて書くものです。

それに対し、社内誌は企業が社員に対して作成するものです。
目的としては、社員同士のコミュニケーションや考え方の共有などが挙げられます。

さらに、広報誌は市場や顧客に向けて作成されるものであるため、社外にも発信できる情報が載っています。
宣伝広告に似た役割も果たしているでしょう。
店の前に置かれた冊子やDMも、この例として挙げられます。

□会報誌を作成する際のポイント

続いて、会報誌を作成する際のポイントを6つ紹介します。

1つ目は、課題や目的をはっきりさせることです、
企画をする段階で、会報誌のコンセプトや情報を届けたい対象、何を伝えたいかを明確にしておきましょう。
そうすることで、はじめから最後まで軸がぶれないようになるためスムーズに作成できます。

2つ目は、読者側と発信者側の両方の観点から考えることです。
会報誌の目的は、宣伝や押し売りではありません。
発信者と読者の関係を深めることが本来の目的であるため、読者側の視点から企画しましょう。

しかし、読者目線で書いたとしても単純に読み物になってしまった場合、発信者の目的は達成できません。
そのため、読者が欲しい情報と発信者の視線を交えて提供することが大切です。
そうすることで、会報誌の作成によりファンが増えるでしょう。

3つ目は、個性を出すことです。
会報誌には、ブランド化する力があります。
読者に伝えたいブランドイメージに沿って、組織の個性をしっかりと伝えられるようなテーマを決めましょう。

また、ブランディングでは取材や写真の入れ方が重要な要素となります。
例えば、大学にはきちんと取材を行い、文章で適切に説明することが大切です。
個性を発揮することを念頭に置き、テーマに合わせて伝え方を検討しましょう。

4つ目は、読みやすさです。
内容を読んでもらうためにはキャッチコピーが大切です。
読み手の心理を想像しながらキャッチコピーを作成しましょう。

さらに、デザインや配置も読みやすさに影響を与えます。
組織のブランドイメージや読者の対象年齢に沿って構成を練りましょう。

5つ目は、費用対効果を考えることです。
会報誌のコンテンツを充実させるためには、ブランドコンセプトに応じて色々な話題を入れることが大切です。
ただし、その際には費用対効果についても考える必要があります。
なぜなら、会報誌の制作は無料ではないため予算内に抑える必要があるからです。
予算内に抑えるためにも、会報誌を読むターゲットを意識して不要な情報は載せないようにしましょう。

6つ目は、読者の声を反映させることです。
会報誌は、こちらから一方的に発信するツールではありません。
読者との意思相通を行うことで、はじめて発信者側と読者側の信頼関係を築けます。

加えて、インタビューや投稿をピックアップするコーナを作ると良いでしょう。
なぜなら、会報誌が読者の声に寄り添った興味深い内容を作成できるからです。
さらに、これらは実際の声を取り上げているため、組織内で共有すると組織の機能が活性化します。

□会報誌にぴったりな紙とは

ここでは会報誌に使用するのにぴったりな紙について紹介します。

*上質紙

最も安価に印刷できるのでおすすめです。
写真をたくさん載せたいときやカラー印刷をしたいときには、コート紙やマットコート紙を選ぶと良いでしょう。
なぜなら、それらはきれいに印刷できる紙だからです。

また、表紙でも上質紙やコート紙、マットコート紙を選択できるのに加え、多くの雑誌に利用されるアートポスト紙も使用できます。

*穴あけ加工

穴あけ加工をすることもおすすめです。
会報誌の綴じの部分に穴を空けると、バインダーやファイルで整理できるので見やすくなるでしょう。
見つけることが簡単になるため、紛失防止にもぴったりです。

□まとめ

会報誌に記載する内容や作成する際のポイント、ぴったりな紙について解説しました。
ここで紹介したポイントやオススメの製本方法を参考に会報誌を作成しましょう。
また、当社では会報誌の印刷も行っています。
会報誌を印刷する際には、ぜひ当社にご相談ください。