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つづき謡曲会 様

「同好会の20周年記念誌を作りました。先にサンプル本をいただけたので、会員に本の出来栄えを事前に見せられました。」
つづき謡曲会について:つづき謡曲会は、横浜市で活動している謡い(うたい)の同好会です。謡いとは能楽の美しい詞章を朗詠するもので、同会は平成8年9月に観世流 長谷川武雄氏の主宰により設立されました。現在の会員は男性20名、女性10名の総勢30名。長年にわたり能楽を研鑽した人、定年後の趣味として始める人など思い思いのかたちで謡いを楽しんでいます。※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています(写真:20周年記念謡会の集合写真)

横浜市の謡いの同好会、つづき謡曲会、山本康弘 氏、三宅恭 氏にキョウユウに印刷を依頼した経緯について詳しく聞きました。

20周年記念誌の印刷を依頼

- つづき謡曲会ではキョウユウにどんな印刷を依頼したのでしょうか。

キョウユウには、つづき謡曲会の設立20周年の記念誌、「一河の流れ」の印刷を依頼しました。本の内容は次のとおりです。


つづき謡曲会の設立20周年記念誌「一河の流れ」表紙
項目 内容 備考
サイズ、ページ数 B5版。220ページ うち約30ページがカラー
背表紙 あり 無線綴じ
本文は「上質紙」。
表紙は「NTラシャ」
NTラシャはややざらついていて、手触りに高級感のある紙です。
印刷部数 200部 -
データ Wordファイル つづき謡曲会(山本氏)による制作

キョウユウに依頼して良かった点

- 記念誌の制作の経緯を教えてください。

(山本氏):つづき謡曲会では、平成28年に設立20周年を迎えるにあたり、記念の謡い会、祝賀会を行うほか、記念誌も作ることになりました。


編集責任者には、ふだん会報づくり担当している私が任命されました。制作にあたっては、まず知人の編集者に「本作りの基本」を学び、そして全体のコンセプトを定め、原稿を集め、校正をかけた上で、印刷を行いました。


版下データは私がWordを使って作成しました。印刷会社はネット検索を使って調査し、最終的にキョウユウに決めました。


山本康弘氏

こうして本ができあがってみて、やっぱりキョウユウに頼んで良かったと思います。具体的には次のとおりです。


  • 1.「サンプル本があったので校正がやりやすかった」
  • 2.「サンプル本があったので、本のできばえを会員に事前に見せられた」
  • 3.「本の配送サービスがあるので、発送の負担が軽くなった」

実際の本を使った正確な校正

- 良かった点1.「サンプル本があったので、校正がやりやすかった」

(山本氏):今回の本作りで特に気をつけたのが「校正を正確に行うこと」でした。校正には実に2カ月をかけました。謡いでは一箇所でも間違えれば全体が台無しになります。同じくこの20周年を記念する本では、一字の間違いもあってはならないと考えました。


校正作業は「編集者である私による、全体校正」と「会員各自による、自分の原稿への部分校正」という両面から進めました。


校正作業は、基本的にプリンタで印刷した紙原稿を使って行いました。理屈の上ではパソコン画面でWORDデータを見ながら校正することも可能です。しかしやってみれば分かりますが、画面上で校正していると、どうしても見落としが生じます。やはり校正は紙を見ながら行う方が確実です。


つづき謡曲会の設立20周年記念誌「一河の流れ」本文内容

そして「プリントアウトした紙を使った校正」より、さらに正確度が上がるのが、「製本された本」を見て行う校正です。今回は、キョウユウから事前に「記念誌のサンプル本」を作ってもらい、終盤の校正で使うことができたので助かりました。


不思議なもので、本を手に取りページをめくりながら読んでいくと、誤字や脱字がすぐ目に入ってくるのです。サンプル本があることで、私が望んだ「しっかりした校正」を実現することができました。


会員みなの同意がとりやすかった

- 良かった点2.2.「サンプル本があったので、本のできばえを会員に事前に見せられた」 とは。

記念誌は、会員みなで費用を持ち寄って作るものなので、みなが満足できるよう仕上げなければいけません。特に表紙デザイン、本文レイアウトなど見た目については、人それぞれ好みがあるので、要所要所で会員各位の要望をヒアリングする必要があります。特に印刷物は一度刷ったら後戻りはきかないので、会員の合意を【印刷の前に】とりつけなければいけません。


今回は、この「事前の合意」を作るためにサンプル本がとても役に立ちました。あれこれ言葉を尽くす必要はなく、ただサンプル本を皆に見せればよいのです。そうして本を回覧した上で、意見や感想を募っていけば、後から「こんなはずじゃなかった」「聞いていない」などが不満が生じることはありません。


三宅恭氏

また今回の本は、全体の仕上がりについて主宰者である長谷川先生の了承を得る必要がありました。これにもサンプル本のおかげで、先生に負担をかけることなくスムーズに確認していただけました。


サンプル本には、「みなの期待を高める」という副次効果もありました。多くの会員から「できあがりが楽しみです」「刷り上がるのはいつですか?」など期待のコメントが多く寄せられました。つまりサンプル本が、「映画の予告編」のような役割を果たしたことになります。

記念誌の保管・配送の代行サービス

- 良かった点3.「本の配送サービス」とは。

今回の200部は会員と長谷川先生に配布するほか、記念謡会への来場者、そして都筑区役所、横浜市能楽連盟、横浜能楽堂など関連団体、さらには地元図書館、地区センターなどに進呈・配布します。このとき発生する本の梱包、発送は、高負担の作業となります。


しかしキョウユウにはこの配本作業を代行するサービスがありました。これを利用すれば、こちらで送付先の住所、氏名、配布部数などをリスト化し、それを渡しておけば、あとはキョウユウが直接宛先に送付してくれます。


このサービスを使えば、配布の作業負担が軽くなるだけでなく、200部に及ぶ大量の本を自宅に保管する必要もありません。私たちのような同好会にとって大変便利なサービスだと感じています。


記念誌の制作を考えているみなさんへのアドバイス

- 現在、記念誌の印刷を検討している他の同好会のみなさんへ「先輩ユーザーとしてのアドバイス」などあればお聞かせください。

先ほども述べましたが、多数の会員の合意をとりまとめるとき、サンプル本があると大変スムーズです。サンプル本を事前に作ってくれるところを選ぶのが良いと思います。

- 最後にひとことお願いします。

つづき謡曲会は、次の30周年、40周年に向けて、さらに会の歴史を深めていきたいと考えています。キョウユウさん。このたびは良い記念誌を印刷いただきありがとうございました。

つづき謡曲会のホームページ

※取材日時 2016年7月

※取材制作カスタマワイズ

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