年次報告書に必須|社長メッセージを書くコツ3選


「社長メッセージにはどんなことを書けばいいんだろう…」
と悩んでいる経営者の方も多いのではないでしょうか。実際、改まったメッセージを書く機会というのはあまりないですよね。

しかし、企業の情報公開を目的とする年次報告書を作成するなら、欠かせないのが社長のメッセージです。年次報告書には、社長のメッセージが盛り込まれていることが一般的です。

今回は、効果的な社長のメッセージを書くにあたって、気をつけたい3つのポイントについてご紹介いたします。経営者の方は必見です。

■効果的な社長メッセージを書くにあたって重要な3つのポイント

⒈ ストーリーを作る

社長のメッセージはともすれば退屈なものになりがちです。小学校や中学校での集会で、校長先生の話を聞いているうちに、夢うつつになってしまった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そうしたことを防ぐために必要なのは、スピーチにストーリー性を持たせることです。
そして、ストーリーはシンプルに勧善懲悪とするのがおすすめです。

例えば、アップルのスティーブ・ジョブスはマイクロソフトを敵として設定していました。これは極端な例であり、実企業を敵に設定するのは難しいかもしれません。そこで、企業をあげて取り組みたい課題を敵に設定するのも一手です。

⒉ 数字で語る

どんなに物語が優れていても数字が盛り込まれていなければ、それは夢物語で終わってしまいます。そのため、物語にはそれを裏付ける数字をセットで盛り込むことが重要です。

昔は、報告書の中でも、「売上が上がりました」というように抽象的・相対的な書き方に終始しているものもあったようですが、今では通用しない報告書だと言わざるを得ないでしょう。

ビジョンを提示する際や、売上を報告する際には数字を効果的に用いるのがコツです。孫正義やカルロス・ゴーンといった優秀な経営者たちもビジョンの中に数字を多く盛り込んでいます。

⒊ 分かりやすく

最も基本的ながら最も重要なのがこの点です。まず、専門用語の使いすぎに気をつけましょう。専門用語を使いすぎると、趣旨が伝わりにくくなるだけでなく、言葉から熱意が失われます。

なるべく平易に伝えるべきではありますが、それは難しい話を短縮しろという意味ではありません。伝えるべきことは伝える必要があります。

■まとめ

今回は、社長メッセージを書くにあたって重要なポイントを3つご紹介いたしました。社長メッセージは年次報告書には欠かすことのない項目です。参考にしてみてくださいね。

年次報告書に関する案件も弊社では多数請け負っております。お気軽にお問い合わせくださいませ。