初めて規定を作る方向けに、印刷会社がポイントを解説


「規定に従う」という言葉を聞いたことがありませんか?

会社に入ると、様々なルールの下で働くことになると思います。
そのルールとは、労働基準法、労働組合法など、法律の形式で定められているものがあります。
一方で、就業規則とは、使用者が労働者に対して課すことができるルールです。

この規則の一部である規定や規程について、その違いや、書く上でのポイントについて述べていきます。

□規定と規程の違い

規定と規程は、漢字、音が非常に似ていますが、その意味についても、どちらもきまりを表すという点で共通しています。
先に結論を述べておくと、規則の中で、より大きい範囲を示すのが規程で、より細かい範囲を示すのが規定です。
詳しく説明すると、規程は、条項が集まってできたものを指すのに対し、規定とは個々の条文のことを指しています。
規定が集まることで、規程を形成しているというイメージを持っておきましょう。

□規程をつくるポイント

では、規程の意味を確認した上で、それを書く際のポイントについて解説していきたいと思います。

*作るべき社内規程

社内の規程の種類は、部署や役割の分担、出張や旅費、社員割引など多岐に渡ります。
その中でも、重要性が高い規定について一部紹介します。

・取締役会規程
開催日時や決議方法など、取締役会の運営に関する規定です。

・退職金給付規程
退職者向けの退職金の支払い条件や額について定めた規定です。
賃金の規定とは別で作ることが多いようです。

・SNS利用規程
社員がツイッターなどのSNSを利用する際に気をつけるべきルールをまとめたものです。
罰則についても定めることが多いようです。

*一から作らない

社内規程を一から自分で作り上げるのは非常に大変です。
そのため、インターネットなどで型となる規程を探しましょう。
それを基に自社のルールを作っていく方法をオススメします。
また、規程の作成者は、まず業務の流れを実際に知ることが非常に重要です。
ルールを運用する際、それが実際の業務とかけ離れたものである場合、社員から反発を受ける恐れがあります。

□終わりに

社内規程や規定の基礎的な部分について解説しました。
会社のルールとなる規程は、従業員の働き方を決定づける非常に重要なものです。
作る際には大きな責任が伴いますが、ぜひ頑張って作ってみてください。
また、弊社では様々な印刷物の印刷業務や製本業務を承っております。
ご不明な点がある方は、是非お気軽にお問い合わせください。