手に取りたくなる小説本のコツ|タイトル編


多くの人に自分が作った小説本を読んでもらうには、小説本の第一印象が大切です。
本を見て最初に目に入るのは、表紙とタイトルです。
この2つでいかに読者の心を惹きつけられるかがポイントです。
今回は、中身が読みたくなるような小説のタイトルを作るコツについてご紹介します。

□物語のキーワードを使う

作品の正しいイメージを効果的に伝えるコツは、物語のキーワードをタイトルに入れることです。
キーワードは小説本の内容と関係があるものを選びましょう。
読者を獲得できるキーワードを選ぶために、作品の世界観や設定を分析することも必要です。

□長文タイトル

書店に出かけると、タイトルが長い本をよく見かけませんか。
それは長文タイトルをつけることで次のようなメリットがあるからです。

*相対的に目立つ

本来タイトルは、見た瞬間に内容が分かり短いものが良いとされています。
一方、長文タイトルは短いタイトルの本の中に並ぶと、相対的に目立つため、長くてもタイトルを読んでもらいやすくなります。

*内容が想像しやすい

さらに、文字数が多いと本の中身や雰囲気を伝えることに優れています。
例えばネットニュースのタイトルは長文のものが多いですよね。
ユーザーを煽り、想像させ、クリックさせる要素を長文の中に盛り込んでいるのです。
そのため長文タイトルを考える際は、ネットニュースのタイトルを参考にするといいかもしれません。

□数字で想像力を掻き立てる

タイトルに数字を入れることも、読んでもらえる小説本にするためのコツの1つです。
数字が入っているタイトルの例としては、「七人の侍」や「100回泣くこと」などがあります。
このように数字を入れることで、
「七人の侍はそれぞれどんな人なのか」
「100回も泣くのはなぜか」
と様々な事を想像させることができるのです。

□ギャップ

組み合わせが珍しいものを合わせることもおすすめです。
「セーラー服と機関銃」が良い例です。
「セーラー服」という言葉から「機関銃」を連想できませんし、逆も同様です。
このような珍しい組み合わせを使うことで、違和感やギャップを生み、インパクトのあるタイトルになります。

□まとめ

書店での小説本の並び方では、背表紙しか見えていないことが多いです。
この並び方では、タイトルが本を選ぶ決め手になるでしょう。
本を開けば素敵な世界が広がっているのに、タイトルだけで判断されて読んでもらえないなんてもったいないですよね。
小説本の出版を検討されている方は、たくさんの方に読んでいただけるようなタイトルをつけましょう。