年次報告書の作り方。その内容についてご紹介します。


「自社の年次報告書を作成しなければならない」
「株主の方などに見ていただくので、失敗はしたくない」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
年次報告書を作成するのでしたら、そこに記載するべきことを知っておく必要があります。
そこで今回は、年次報告書に記載する内容についてご紹介します。

□冒頭のあいさつ

感謝の気持ちを伝えるために、年次報告書の冒頭にあいさつ文を掲載する場合があります。
読み手に良い印象を与えることができるので、あいさつを記載すると良い場合もあります。
しかし、必ず冒頭にあいさつが必要なわけではありません。
必要かどうか検討してから記載すると良いでしょう。

□業績

年次報告書には年間を通しての経営内容をまとめたものを報告するという目的があります。
その経営内容として最も重要となるポイントが業績です。
年間を通して企業がどのような事業を展開したのか、それによってどのような成果を上げることができたのかなどの情報を記載するのです。
また、株主や投資家などには見えないような企業の考え方や戦略なども見せることができます。
これは、株主が投資を行うかどうかの意思決定をするための判断材料の一つとしてとても重要なものなのです。

□経営計画・目標

次に、経営計画と目標も記載します。
企業が目指す経営理念や具体的な収益の目標値なども記載すると望ましいでしょう。
これは、年次報告書が株主や投資家などにとって影響力があるものだからです。
成長が期待できる企業に投資したいという考えは自然なものでしょう。
そのため、年次報告書にはそのような内容を記載しておくと良いでしょう。

□今後の取り組み・課題

企業が取り組もうとしている新たな事業や直面している課題などがあれば、それも年次報告書に記載しても良いでしょう。
それらの進捗や成果などを、今後の年次報告書に記載することができます。

□その他の内容

年次報告書の内容は、企業によってそれぞれ異なります。
ある企業では書かれていることでも、他の企業では書かれていないといった場合もあります。
つまり、年次報告書には厳密な決まりはないのです。
独自に図表を用いたり、イラストや写真などを掲載したりすることで、より視覚的に分かり易い年次報告書を作成することも可能なのです。

□まとめ

今回は、年次報告書に記載する内容についてご紹介しましたが、いかがでしょうか。
年次報告書を作成する際に、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。