詩集を作成したい方必見!原稿の作成方法と注意すべきポイントを解説


「詩集を作成したいけど、作成方法が分からない」
「詩集を作成する際の注意点を知りたい」
このようなお悩みをお持ちの方はいませんか。
詩集作成について気になっている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、詩集の原稿の作成方法と注意すべきポイントについて解説します。

□原稿を作成する前に決めておきたいポイントを紹介

 

手元にある作品をただ原稿に書き写していくだけでは、なかなか良いものは作成できません。
原稿にまとめる際は、文章や詩を見やすくするための工夫が必要になります。

より良い原稿を作成するためにまず決めておきたいのが、製本をしたときの綴じ方です。
綴じ方は主に3つあります。
用途や予算に合わせて、ご自分にあった綴じ方を選びましょう。

できるだけ費用を抑えて製本したい方は、「平とじ」という方法がオススメです。
冊子の背になる部分から、5ミリメートル程度の位置をホッチキスで綴じます。
この方法は、冊子を開いたときに背になる部分が潰れないため、折り目をしっかりつけていないと勝手にページが閉じてしまうため注意しましょう。

次に、「中とじ」という方法をご紹介します。
中とじでは、1ページの2倍の大きさの用紙を製本に使います。
用紙を半分に折って、ちょうど真ん中の折り目部分をホッチキスでとめることから、中とじと呼ばれています。

この方法であれば、背になる部分が潰れるため、開いて置いても勝手に閉じてしまう心配はいりません。
中とじをする場合は、1ページ目と最終ページを同じ用紙に印刷することになります。
製本をしたときに、ページが1から順番になるよう注意しましょう。

また、ホッチキスや糸を使わない「無線とじ」と呼ばれる方法もあります。
この方法は、接着剤を使って用紙を背表紙に貼り付けていきます。
背表紙があるため、厚みのある冊子が作成できるしょう。
背表紙や表紙には、本文の用紙とは違った丈夫な紙を使うため、全体的に耐久性のある冊子が完成します。

綴じ方を決めたら、綴じる方向も決めましょう。
冊子の右側を綴る場合は、原稿は縦書きになり、冊子の左側を綴る場合は、横書きになります。
冊子の上部を綴る方法もありますが、この場合は縦書きでも横書きでも対応できます。

このように、冊子の綴じ方1つで原稿のレイアウトは大きく変わります。
ページの順番や余白、文字の方向など、原稿が完成してから修正するのはとても手間がかかるでしょう。
そのため、あらかじめ綴じ方を決めておくことをオススメします。

 

□原稿作成時に注意したいポイントとは

 

原稿を作成するときに、注意すべきポイントがいくつかあります。

まずは、色の設定についてです。
文章中心のものを作成する場合はあまり気にする必要はありませんが、画像にこだわりたい方は色の設定に注意しましょう。

色には、テレビやパソコンなどのディスプレイ表示に使われている「RGB」と、インクで印刷する際に使われている「CMYK」の2種類があります。
この違いに注意して画像を扱わないと、編集時に想像していたものとは違う雰囲気の冊子が出来上がってしまいます。

そのため、編集画面で見ている色と印刷したときに出てくる色には、差異が生まれるということを理解しておきましょう。
このような失敗を避けるために、「Photoshop」や「Illustrator」にはRGBをCMYKに変換する機能があります。
画像の質にこだわりたい方は、色の設定を忘れずに行いましょう。

また、原稿に図や表を載せる場合も注意が必要です。
分厚い冊子の場合に起こってしまう現象として、見開きの中央近くに図や表があると、どうしても曲がって見えることがあります。

この問題を解決するために、図や表を使う場合は、原稿の外側に配置するようにしましょう。
製本した際の読みやすさを意識して、レイアウトを考えることが重要です。

さらに、冊子のサイズや枚数も決めなければなりません。
それによって、文字の大きさや内容のボリュームを変える必要があります。
収まりの良さや、持ち運びやすさを考えて大きさを決めましょう。

原稿サイズのぎりぎりまで文字や画像を埋めた場合、印刷をしたときに見切れてしまう可能性があります。
せっかくの作品が台無しになってしまうため、最低3ミリメートルは四方に余白を残しておきましょう。

冊子は、ページ数が多いほど重くなりますよね。
また、冊子が分厚くなるほど、見開きをきれいに見せるための費用がかかります。
そのため、内容をなるべく厳選した上で原稿作成に取りかかることをオススメします。

一度製本してしまうと後からの修正が難しいため、入稿前には必ず一度原稿に目を通しましょう。
編集している間に、うっかりとミスをしている場合もあります。
より良い詩集にするためにも、一度全体を通して見直すのが良いでしょう。

 

□まとめ

 

今回は、詩集の原稿の作成方法と注意すべきポイントについて解説しました。
詩集を作成したいとお考えの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
詩集作成で何かお困りのことがあれば、お気軽に当社までお問い合わせください。