イベントに欠かせない進行プログラムの原稿を作成する際のポイントを紹介!


演奏会やスポーツ大会などで配られるプログラムの作成方法をご存知ですか。
スポーツ大会や発表会などで、いつかプログラムの作成を依頼されることがあるかもしれません。
そこで今回は、プログラムの原稿の作成方法について解説します。

□プログラムを作成する方法を解説

 

プログラムとは、その日に行われる演奏や競技の進行を簡潔に伝えるために作成されます。
決めなければならないことは多岐にわたりますが、まずは印刷する紙のサイズから決めるのが良いでしょう。
演奏会やスポーツ大会のプログラムは、A4サイズで印刷されることが多いです。

チラシにする場合は1ページで大丈夫ですが、冊子や折り加工の形式にする場合は数ページ分の原稿を作成する必要があります。
ページごとにどのような情報を載せるか、実物をイメージしながら原稿を作成していきましょう。

手書きでも作成できますが、ここでは特に、パソコンを使って作成することを想定した手順を解説します。
イラストレーターやワードなどのツールを使いこなせるようになれば、より効果的なプログラムを短時間で作成できるでしょう。

プログラムの原稿を作成するにあたって、まずは全体的な雰囲気をイメージする必要があります。
コンセプトが決まれば、色合いやフォントなどのデザインも決めやすくなります。
コンセプトがなかなか決まらない場合は、既成のプログラムやインターネット上で公開されているプログラムを参考にしてみましょう。

コンセプトが決まったら、プログラム内容をどのように記載するかを決めていきます。
イベントの進行を分かりやすく伝えるために、載せる情報や構成が重要になります。
しかし、ただスケジュールを順番に書くだけでは、十分とは言えないでしょう。

例えば、演奏会のプログラムであれば、奏者の経歴を簡単に紹介してみるのも良いかもしれません。
また、作品の背景も紹介してあれば、プログラムはさらに充実するでしょう。

 

□プログラムに画像を入れるときに注意すべきポイントとは

 

文字情報だけではなく、写真やイラストを使用することで、より見栄えが良くなります。
その際、インターネットで探した著作権フリーのイラストや、スマートフォンで撮った写真を使おうと考えている方が多いでしょう。
しかし、ここで注意すべきポイントがあります。

画像を使う場合は、サイズと解像度に気をつけなければ失敗する可能性があるでしょう。
ディスプレイで見たものと実際に印刷をしたものでは、イメージの食い違いが起こる場合があります。

解像度とは画像の密度であり、この値が高いほど画像を拡大してもきれいに見えます。
逆にこの値が低いと、画像を拡大したときに粗っぽく見えたり、輪郭がはっきり見えなくなったりします。

画像の解像度をしっかりと確認して編集をしないと、印刷して初めて解像度の低さに気づくことになるでしょう。
そのため、プログラムに使用する画像は、データの詳細を必ず確認することをオススメします。

どうしても使いたい画像の解像度が低い場合は、サイズを小さくして印刷することで解決できます。

写真を保存する形式にも、注意しなければならないポイントがあります。
印刷したときの画像の質にこだわりたい方は、jpgではなくベクター形式(epsもしくはai)で画像を保存しましょう。

jpgの画像は拡大していくにつれて、小さな点が集合していることが分かります。
一方でベクター形式では、画像を拡大していくと線が見えます。
このような保存形式の違いが、印刷したときの画像の質にも反映されます。
イラストやロゴを印刷するときは、jpgではなくベクター形式の画像の方が好まれるでしょう。

jpg画像だと、拡大をしたときにどうしても粗さが目立ってしまいます。
逆に、ベクター形式の画像は、いくら拡大しても輪郭が潰れることはありません。
そのため、プログラムに大きめの写真やロゴを使いたい場合は、ベクター形式の画像を用意することをオススメします。

ベクター形式の画像には、他にも優れている点があります。
jpg画像は透過効果がないため、画像を重ねるときに背景の色が残ってしまいます。
背景を切り抜くことも可能ですが、サイズによっては切り抜いた部分が粗くなってしまうことがあるでしょう。

ベクター形式の画像を使えば、そのような心配はいりません。
ベクター形式の画像は線で保存されているため、背景からイラストだけをきれいに取り出すことが可能です。

このようにさまざまな観点から、プログラムのような印刷物に使用する画像は、ベクター形式のものが好まれるのですね。
ベクター形式の画像が手に入らない場合は、印刷を依頼する業者に相談してみるのが良いでしょう。

□まとめ

 

今回はプログラムの原稿の作成方法について解説をしました。
プログラム以外の印刷物を作成するときも役に立つ可能性があるため、ぜひこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
印刷のことについてお困りのことがあれば、当社までお問い合わせください。