小説本を作ろう


小説投稿サイトが普及した昨今、誰でも容易に小説を公開できるようになりました。せっかく書いた小説なのですから、本の形に残してみてはいかがでしょうか。
今回は小説本の作り方を解説します。

□小説本を作ろう

小説本と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは文庫本ではないでしょうか。
A6サイズの無線綴じ本にカバーを掛ける装丁が一般的です。
書店で販売されている文庫本と同じ装丁で小説本を作れたら素敵ですね。
小説本を作るには、印刷するためのデータを必要になります。

□データ作成について

本文の小説はデータがあるでしょう。
それを本の体裁に合わせて、ページ単位のデータを作っていきます。
Wordを使えば本文データは手軽に作れます。

*Wordの設定をしましょう

まず、Wordの設定をしましょう。
新規のファイルを開き、サイズはA6に設定します。
レイアウトから余白を開いて、上下左右の余白を15~20mmの間に設定します。1ページあたりの文字を多く入れようとして余白を少なくしたら、文字が読みにくくなってしまいます。適度な余白は必要なのです。

*フォントを選びましょう

フォントは読みやすいものを選びましょう。
Windowsに標準搭載されているMS明朝、MacやiOSなどに標準搭載されているヒラギノ明朝、両方に搭載されている游明朝などがあります。
色んなフォントがありますが、長い文章を読み続けるにはポップなフォントは疲れてしまうので、あまり向きません。
フリーフォントは対応する漢字が少なかったり、縦書きにしたときに崩れることがあるので注意してください。また、PDFにした時にきちんと埋め込まれないと使用できません。
環境依存文字は文字化けの原因になりますので、使用しないようにしてください。名前が示す通り、他のPCで開いたら表示されない場合があります。

*表紙やカバーのデータ作成について

表紙やカバーは展開した状態でデータを作ります。カバーには折り返しの部分がありますので、その部分までデータを作らなければならないので少々やっかいです。
表紙も、表表紙、裏表紙は作ったけれど背文字が入れられなかったり、文字だけではなく写真やイラストを入れたいけれど、データ作成がうまくいかない場合もあります。
その場合は弊社でセット作業を行いますのでご相談ください。

□小説本の用紙について

用紙の名称と厚さの表記が特殊なので、名前を聞いただけでどんな用紙なのかイメージできないと思います。
そこで、文庫本によく使用される用紙をご紹介しましょう。
本文は書籍用紙(薄いクリーム色の用紙)70㎏。
表紙はアートポスト(白い用紙)180㎏。
カバーはコート(光沢紙)110㎏+グロスPP加工。
上記の用紙で基本的な文庫の体裁は整います。
その他にも色扉を入れたり、表紙の用紙を色上質にしたり、カバーにファンシー用紙を使ったり、オリジナルあふれる装丁にしたら、より特別感を出すことができます。

□小説本の発注について

データが出来上がったら、印刷会社へ発注します。
記念として少部数だけ作るなら、オンデマンド印刷がよいでしょう。
部数が多い場合はオフセット印刷がよいでしょう。部数が増えれば増えるほど、一冊あたりの単価が下がっていきます。
せっかく作るのだからAmazonで販売してみたい方もいらっしゃるでしょう。Amazonでの販売はISBNコードが必須となります。ISBNコードを取得して、表紙またはカバーへ入れてデータを作成しましょう。
入稿したデータに問題がなければ、数日待てば小説本の完成です。

□まとめ

自分の小説が本になって手に取れるなんて感慨深いものです。WEBで公開するだけではなく、一度くらいは形ある本にしてみてはいかがでしょうか。


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