卒業文集の作成方法を印刷会社が簡単に説明します!



卒業文集の構成にお困りの方はいらっしゃいませんか。
卒業文集は、当時どのような心境であったのかを思い出させる大切な役割を持っています。
良いものを作成できた場合、将来振り返ったときに鮮明に思い出せるでしょう。
今回は卒業文集の構成や失敗例、オススメの綴じ方について紹介します。

□卒業文集の構成を紹介

卒業文集の段落構成を考えることはとても重要です。
構成とは、まとめることや組み立てることを指します。
卒業文集の分量は大体600字から800字で、原稿用紙に書くと2枚分になります。
そのため、いきなり書くのではなくある程度構成を考えてから書き出すと良いでしょう。

ここでは、卒業文集を4つ紹介します。

1つ目は、書き出すことです。
この段階で大切なポイントは、次の段落のメインテーマに話が繋がるようにするために、つなげ文にすることです。
例えば、小学生の卒業文集の場合、「今までの6年間のスクールライフからを振り返って」という内容にまとめると良いでしょう。

2つ目は、メインテーマです。
メインテーマでは、さまざまな思い出の中から特に覚えていることを思い出しましょう。
この段落では、200字〜300字程度に済ませておくことがおすすめです。
書きたいことがたくさんある場合は、各エピソードを100文字程度にまとめると良いでしょう。

3つ目は、今後の夢や目標です。
この段落でも、2つ目のものと同様に重要なので、こちらも200文字〜300文字程度でまとめましょう。
この段落での書き方のポイントは結論から書くことです。
「どうしてそう思ったのか」「それはこうだから」という順番で書くと自然な文章で書けます。

4つ目は、終わりの言葉です。
卒業文集の最後は、ダラダラと書くのではなく、何行かにまとめるようにしましょう。
また、この段階で主に書く内容は、感謝の気持ちや別れの挨拶です。
スクールライフの中で、お世話になった方や一緒に過ごしてきた仲間に対して感謝の気持ちを綴ります。
その際には、気持ちのこもった文章でまとめるようにしましょう。

□卒業文集での失敗例とは

続いては、卒業文集でよくある失敗例を4つ紹介します。

1つ目は、自分の視点でものごとを書くことです。
あるできごとに対して、どういう感想を持っているのかは同じく経験した方にとっては興味があるものです。
例えば、運動会で1位を取った方の感想は、2位になった方からすればきっと知りたいでしょう。
一方で、2位の方の感想を1位の方は知りたいかもしれません。
そして、どちらもそれぞれの立場でないと書けない特別な文章です。

ただし、ここで言う特別とは、理解しがたい口調や、かなり専門的な単語を用いるという意味ではありません。
それは、自身が感じたことや見たことを言葉にすることを意味します。
自身が考えた結果の言葉であれば、それが理解しがたい口調になっていたとしても、全体を見ると自然な文章になっているはずです。

2つ目は、引用したものや誌、外国語を入れることです。
好みの音楽の歌詞や自分で作成した詩、海外の言語を使って書くことはやめましょう。
なぜなら、いくら念入りに考えたとしても、他から借りてきたような文章になってしまうからです。
また、将来振り返った際にからかわれる原因となるかもしれません。

3つ目は、ネガティブな内容です。
自身のスクールライフを振り返った結果、「辛く悲しいできごとが多かった」という方もいるでしょう。
しかし、卒業文集ではできる限り明るい話を書いておくことをおすすめします。
なぜなら、今後卒業文集が話題になった際に、それを引きずることになるかもしれないからです。

4つ目は、卒業文集をラブレターとして利用することです。
ある特定の個人に対してあてた告白の文章はやめておいたほうが良いでしょう。
なぜなら、将来振り返った際に「どうしてこんなことを書いたのだろう」と後悔するかもしれないからです。
また、その告白を受けた方も恥ずかしい思いをする可能性があります。

□オススメの綴じ方とは

文集を作成する際は、ページ数がどれくらいあるのかによっても変わりますが、基本的に中綴じがおすすめです。
これは、1枚の紙を重ね合わせて2つ折りにし、折り目部分を綴じる方法です。
かなり簡単な製本方法のため、広く知られている方法でもあるでしょう。

さらに、中綴じには色々なメリットがあります。
その1つは、見開きいっぱいに冊子をひらけることです。
イラストや写真が入ったページであっても、「折り目で見づらい」といったことがなくなります。

また、重くないので持ち運びも楽です。
部数がたくさん増えるほど、費用を抑えられる点も魅力的でしょう。
そのため、特に学校の卒業文集にはぴったりです。

□まとめ

卒業文集の構成や失敗例、おすすめの綴じ方について解説しました。
今回紹介した点を押さえれば、卒業文集はきっと良いものとなるでしょう。
当社では、卒業文集の印刷の依頼もお待ちしております。
卒業文集の作成をお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。