セミナー資料の作り方について参考にしてほしいポイントを解説します


「今度セミナーを予定しているので、そのためのセミナー資料を作成したい」

そのように考えているけど方法が分からなくて困っている方はいらっしゃいませんか。

実際に作成するとなった場合、どのように作っていけば良いか分からないですよね。

今回は、セミナー資料の作り方と参考にしてほしいポイントについて解説します。

□セミナー資料を作る際に意識してほしいこと

一般的にセミナーは、講師と参加者が特定のテーマについて知識を共有する場所です。

演習なども含まれており、専門的技術の基礎やノウハウを学ぶ勉強会でもあるので、それを補助する資料はとても重要なものになります。

ここでは、そのセミナー資料を作成する際に意識してほしいポイントについて解説するので是非参考にしてみてください。

まずは、セミナー後に参加者がどういった情報を得て、どのような感想を持っていてほしいかを明確化するようにしてください。

そのために、セミナーに来る予定の参加者たちの属性をリサーチする必要があります。

年齢、性別、職業、仕事上での立場・役職などを可能な限り想定して、そういった方たちのニーズに合わせた資料を作成していくことになります。

その際に意識してほしいのが、そういった参加者たちが理解しやすい内容で資料をまとめることです。

セミナーは学者による学者のための会議ではありません。

専門用語を説明文や詳細情報無しで多用するのは厳禁です。

参加者の理解を得られなくなる可能性があり、セミナーの不発に繋がるかもしれません。

セミナーはその性質上、元々セミナーで行う分野への予備知識のない方たちが、新分野への情報を求めて参加するものです。

講師が当たり前と思っていることも参加者には伝わらない可能性があります。

そこで、そういったことを補助して、そのセミナーの参加度・満足度を高められるのが、セミナー資料です。

資料の内容が文字だけということも良くありません。

伝わりやすいデザインを意識するようにしましょう。

華やかさは必要ありませんが、伝わりやすいデザインを心がけるのは必要です。

例えば、読みやすい統一されたフォントを選ぶようにすることが重要です。

文字の大きさにも気を配るようにしましょう。

プロジェクターなどで投影する場合は、後ろの席からも確認しやすいフォント、A4サイズの紙媒体で配布するタイプの資料であれば、それに合わせた文字サイズにしましょう。

使用する色も3色に限定するようにしてください。

背景は白で、文字に赤と黒を使用するとそれだけで3色です。

色をたくさん使いすぎると、読み手は資料のどこが重要か分からなくなってしまうかもしれないので、注意してください。

□セミナー資料を作成する前にしておくこと

資料を作成するにあたって、事前に整理しておいてほしいことがいくつかあります。

まずは、目的を定めましょう。

セミナー資料を作成することで、どういった目的を達成できるのかを確認します。

読み手・聞き手が何を理解し、その資料からどういった情報を得るのかをしっかりと考えるようにしましょう。

続いてはテーマ設定です。

聞き手が何を求めてセミナーに参加するのかをリサーチして、それにしっかりとリンクした内容の資料になっているかを確認します。

もしそのすり合わせがずれたものになると、参加者は満足しないでしょう。

そして、セミナー資料の構成段階に入ります。

全体像を把握して、どういった順番や内容で資料をまとめていくかを考えていきます。

もし講師の方からこういった情報を資料に載せてほしいと頼まれているのであれば、その載せる予定の内容に目を通して一般人でも理解できるものかを確認しましょう。

それによって、追加の補足説明を載せたりすると、資料の分量が触れるので、最初に事柄ごとに構成を考えるのは大切な作業です。

□セミナー資料のレイアウトのコツについて

レイアウトと聞くと、デザイン性を高くしないといけないのだろうかとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はまったく難しいものではありません。

情報を1つのページにどのように並べるかで、見やすさ・理解のしやすさに大きな変化が出てきます。

最初のコツは、情報はできるだけ簡潔に記して、それを補助する絵や写真・図・表などを大きめにレイアウトするということです。

つまり、写真や図などをメインとして、文字はそれを補助するものと考えるようにしましょう。

テキストは詰め込みすぎることなく、ポイントとなる言葉だけにしても大丈夫です。

詳しい内容は口頭でセミナー講師から説明してもらうようにするなどして、参加者がメモをとるような形で参加度をアップさせてみても面白いかもしれません。

その際は、資料内に余分な余白などを多めに設けるようにしておいて、参加者が簡単にメモを取れるようなセミナー資料にしておくと良いでしょう。

人の視線の動きなどを予想して、参加者が読みやすくて、セミナー内容を追いやすいように順番に情報を並べておいても良いでしょう。

こういったコツを参考にして、セミナー資料の作成に役立ててみてください。

□まとめ

今回はセミナー資料の作り方と参考にしてほしいポイントについて解説しました。

是非参考にしてみてください。