文集作りの前に知っておきたい!製本までの流れやデザインのポイントを紹介します!


何らかの行事やイベントのために大人数向け、もしくは個人向けに文集を出したいとお考えの方はいらっしゃいませんか。
しかし、そもそも本をどうやって出版したらいいのか分からない、という方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、文集を出すための手順やポイントについて解説します。

□文集ができるまでの流れ

まずは、文集が本として出来上がるまでの大まかな流れをご紹介します。
本ができるまでには大きく分けて5つのステップがあります。

ステップ1は、本のテーマや構成を考えることです。
原稿を書き始める前に、どういう目的で何を記載するのかを明確に決めておきましょう。
大体のページ数もここで決まってくるかと思います。

ステップ2は、原稿作成です。
書く内容が決まったらいよいよ原稿に取り掛かります。
誤字脱字などがないか忘れずに確認しておきましょう。

ステップ3は、文集のデザインの考案です。
表紙はもちろん、文字のサイズや本文の配置も考える必要があります。
デザインソフトやword、PowerPointなどを用いて印刷データを作成しましょう。
なお、本の内側付近では文字や絵がページとページの間になり見えにくくなることがあるので、なるべくページの中心付近に寄せることをおすすめします。

ステップ4は、発注です。
文集の印刷会社を選ぶ際は、ホームページなどで実績を確認し経験豊富なところを選ぶことがポイントです。
各会社ごとに形式や入稿に関するルールがあることも考えられるので、疑問点は残らず尋ねておきましょう。

ステップ5は、納品です。
完成品が届いたら、納得のいく仕上がりになっているかをチェックしましょう。

5つの手順がありますが、一つ一つを丁寧に進めていきましょう。

□文集のサイズや形式

文集を本として形にするには、必ず決めなければならない2つの要素があります。
それは、用紙の大きさと綴じ方で、それぞれ種類や選び方をご紹介します。

本に使われる用紙の大きさは、A4・B5・A5のいずれかが一般的です。
A4サイズは縦297×横210ミリメートルの大きいサイズで、論文や写真集などに用いられることが多いです。
B5サイズは縦257×横182ミリメートルの中くらいのサイズで、雑誌や文集などによく用いられるので、迷ったのならこのサイズを選びましょう
A5サイズは縦210×横148ミリメートルの小さめのサイズで、教科書などに用いられるサイズです。

綴じ方は、中綴じと無線綴じの2種類があります。
中綴じは1枚の紙を2つ折りにし、そうした紙を重ねて真ん中を針金で綴じて製本したものです。
無線綴じはそれぞれのページを本の背にして、のりで固めたものです。
文集を出す場合はある程度ページ数が多いでしょうので、それぞれ紙が独立している無線綴じがおすすめです。

□文集の内容やデザイン面でのポイント

ここでは、文集の内容面やデザイン面でのポイントを4つご紹介します。。

1つ目は、テーマを明確にすることです。
文集には様々な文章を載せることになります。
1つのまとまりのある文集にするためにも、どういった方向性で文章を書くべきか考えておくことが大切です。

文集に複数のテーマを載せる場合は、テーマごとに章分けしてもいいかもしれませんね。
例えば、小学校の卒業文集を例に考えてみましょう。
まずは、小学校の思い出を綴った文章を載せ、次に友達と一緒に学んだことや楽しかったこと、先生から学んだことを載せます。
最後に、中学校への思いや将来の夢、といった順に文章を並べるとまとまりがありながら個性を感じられる文集に仕上がるのではないでしょうか。

2つ目は、表紙のデザインです。
本の顔とも言える表紙は、完成した文集に対しての期待度を大きく左右します。
中身以上に時間をかけてデザインを考えましょう。

楽しそうな見た目にする場合は、イラストを使ってもいいかもしれませんね。
自分で描いてもいいですが、絵が上手く描けない場合はネットでフリー素材を使うことをおすすめします。
せっかくの表紙ですので、文字などもポップなデザインにしてみてはいかがでしょうか。

表紙のレイアウトは、重要なものを大きく配置しましょう。
特にタイトルは一番目につく場所に置くことがポイントです。
レイアウトに自信がなかったりアイデアが思い浮かばない場合は、ネットで文集のデザイン例を調べて参考にしましょう。

3つ目は、表紙の素材です。
一般的には、上質紙、コート紙、マットコート紙のいずれかがメジャーですが、文集の表紙には、上質紙かマットコート紙がおすすめです。
上質紙は艶がなく文字が読みやすい素材で、マットコート紙は落ち着いた雰囲気のある素材です。
それぞれ好みや文集の内容に合わせて選びましょう。

□まとめ

今回は、文集を出す際の流れやクオリティアップにつながるデザイン面でのポイントをご紹介しました。
文集を出すときは、中身やデザインをこだわった上で実績のある印刷会社に相談しましょう。
文集を出す予定がある方や不安をお持ちの方は、ぜひお気軽に当社にご相談ください。