研修報告書の書き方と上手に書くためのコツをご紹介!


研修報告書の書き方が分からず、お困りの方はいらっしゃいませんか。
特に研修報告書のテンプレートが整備されていないと、書く内容に毎回困ってしまいますよね。
そこで今回は、研修報告書の種類と書き方、書く際のコツについて解説します。
研修報告書を作成する際の参考にしてください。

□研修報告書の種類について

研修報告書には、研修をした人が書く報告書と、研修を受けた人が書く報告書の2種類があります。

研修をした人が書く報告書は、研修の効果測定を行うためのものです。
研修を行うと予算や手間が必要になるので、本当にその研修を行った効果があったのか、その研修のためにどのくらいの予算を投じたのか、研修をした人が書く報告書も参考にして判断されます。

研修を受けた人が書く報告書は、研修参加者の理解度を確認するためのものです。
また参加した本人が研修報告書を作成することで、研修の内容を復習でき、理解の向上につなげる効果もあります。

研修報告書を書くのが面倒だと思われる方もいますが、研修に参加した当人が報告書を作成することに意味があります。
ぜひ研修報告書を活用しましょう。

□研修報告書の書き方とは?

研修報告書は会社がフォーマットを用意しているケースもありますが、ない場合には自分たちで作成する必要があります。
もし余裕があれば、自分で研修報告書用のフォーマットを作成してみても良いでしょう。
いくつか記載しておきたいポイントがありますので、紹介します。

・研修報告書を作成した日時
・研修報告書を作成した人の名前
・研修名
・研修が開催された日時
・研修が行われた会場名
・研修の講師名
・研修の参加費用
・研修内容
・研修から何を学んだのか

上記の内容を記載しておけば、基本的な項目は網羅できます。

なお、研修が社内で行われたか、社外で行われたかで多少記載する内容は変化しますので注意して下さい。
研修内容は箇条書きで分かりやすく記載するのに加え、社外の研修の場合は配布資料をPDFで添付してみても良いでしょう。

さらに、研修から何を学んだのかに関しては、ただの感想文にならないように気を付けましょう。
その研修で学んだ内容を、どう応用していくつもりかという姿勢を示すと良いでしょう。

ただし、文章が長く冗長にならないように注意してください。

□研修報告書を書くコツについて

最後に、研修報告書を書くコツについて紹介します。
以下のポイントを押さえておくと、楽に報告書を書き進めることができます。

1つ目は、研修中にメモを取っておくことです。
研修報告書を書くにあたり、研修内容を理解することが何よりも重要になります。
なるべく研修を受けている間に細かくメモを取るようにし、後で見返して研修内容を思い出せるようにしておきましょう。

メモを取る際には、研修で何を学んだか、その研修内容をどうやって仕事に生かすのか、意識してメモを取ると良いでしょう。

2つ目は、報告書の表記マナーやルールに気を配ることです。
特に表記のブレには気を付けてください。
英語で記載していた単語を途中からカタカナ表記にしたり、漢字表記を平仮名表記にしたりすると、違和感があります。

表記の統一のため、表記ルールを自分の中で作っておくようにしましょう。

3つ目は、結論ファーストで記載することです。
報告書の1文目で結論を述べてしまい、その詳細や理由は2文目以降に記載してください。

重要度の高い情報から報告することで、研修の核心が読み手に直接的に伝わります。
「研修を通じて何を学んだか」「学んだ内容を日々の業務でどう生かすか」が研修報告書において最も重要な結論です。
段落の1行目から結論を述べ、構成のはっきりした文章を作成しましょう。

4つ目は、1つの文章に対して伝えたいことは1つに絞ることです。
1つの文章を短くすることで文字数を抑え、読みやすい文章にできます。

5つ目は、具体的な表現をなるべく使うことです。
研修報告書は、提出した後に誰に読まれるか分かりません。
抽象的な表現を使っていると、研修内容を知っている一部の人間には伝わっても、前提知識が少なくて伝わらない人が出てくる可能性があります。

そのため、なるべく文章中に具体例や具体的な数字を含み、研修内容を誰にでも想像できるようにしましょう。

6つ目は、研修に直接関係のない余分な情報は極力省くことです。
余計な前置きや研修の状況説明、参加者や講師の面白いエピソードは研修報告書には必要ありません。
研修の内容や成果に焦点を当て、それ以外の内容は削ぎ落し、簡潔に説明するようにしてください。

□まとめ

今回は研修報告書の種類と書き方、コツについて紹介しました。
研修報告書はコツや基本事項を押さえて作成するようにしてください。
もし研修資料や研修報告書を冊子化しようとお考えの方がいらっしゃいましたら、当社の冊子印刷をご活用ください。
専門家が相談に乗り、アドバイスさせていただくことも可能です。