会報誌の作成方法とは?読んでもらうために意識すべきことも紹介します


会報誌は、企業が顧客に向けて定期的に発行する冊子です。
会報誌を通して自社のサービスや取り組みを知ってもらうことで、顧客とのつながりを強めることができます。
しかし、ただサービスを紹介する会報誌を作るだけでは、読んでもらえない可能性もあります。
そこで今回は、会報誌を作るメリットと作成の流れ、そして読みたくなる会報誌にするためのポイントについて紹介します。

□会報誌を作成することのメリットとは?

会報誌を作成するメリットを2つ紹介します。

1つ目は、顧客との関係を深められることです。
会報誌を定期的に発行することで、顧客との関係を深めることができます。
企業にとって、顧客に継続して商品やサービスを購入してもらえるかどうかは、企業の存続にかかわる重要なことです。
会報誌には優良顧客を増やす効果が期待できます。

2つ目は、ブランド力を強化できることです。
会報誌で他者より優れた点をアピールすることで、競合との差別化、ブランディングにつながります。

□会報誌作成の流れは?

会報誌を作成し、発行するまでには、7つのステップがあります。

1つ目のステップは、全体計画を立てることです。
これは、創刊時のみ行います。
どんな会報誌にするのか、全体の概要を決定します。
取り扱うテーマや予算、発行スケジュールなどを決定します。

2つ目のステップは、編集会議を行うことです。
毎号、掲載する企画や構成、取材・原稿の分担を行います。
作成スケジュールの確認も行いましょう。
会報誌に何を掲載するか、この段階で決まってしまうので、編集会議はとても重要です。
編集会議の参加者はできるだけ多くし、掲載内容の選択肢を増やすようにしましょう。

3つ目のステップは、レイアウトの作成です。
簡易的な紙面を作成し、必要な写真や情報、1ページの文字数などを確定させます。

4つ目のステップは、取材です。
会報誌に必要なインタビューを行ったり、写真を撮影したりします。

5つ目のステップは、原稿作成です。
取材で得たインタビューや撮影した写真をもとに、原稿を作成します。

6つ目のステップは、誌面レイアウトの作成です。
作成した原稿、インタビュー記事、撮影した写真などのデータから、誌面レイアウトを作成します。

7つ目のステップは、校正です。
完成した誌面レイアウトを確認し、校正します。
インタビュー相手の名前などの情報は、注意が必要です。
必ず再度確認し、間違いがないかを確かめましょう。
校正を何度か行い、修正が完了したら、データを印刷会社に依頼して印刷し、冊子は完成です。

当社の対応アプリケーションは、Adobe Illustrator CS5.5まで、Adobe Photoshop CS5.5まで、Microsoft word(windows)です。
原稿作成をアプリケーションで行う場合は、3つのいずれかでの作成をお願いします。

□読みたくなる会報誌にするためのポイントとは?

先ほど紹介したように、会報誌の内容が決まるため、編集会議はとても重要です。
そこで、読みたくなる会報誌にするための編集会議のポイントを5つ紹介します。

1つ目は、ターゲットと目的を明確にすることです。
そうすることで、内容に一貫性を持たせることができ、読みたくなる会報誌を作ることができます。
具体的には、会報誌のメインのターゲットは継続的に商品やサービスを購入してくれる顧客である場合が多いでしょう。
そうなると、目的は自社への信頼や親しみを高めること、新たな商品やサービスを知ってもらうことがメインになると考えられます。
ペルソナを細かく設定できれば、読み手の興味、関心のある話題や情報の調査が行いやすくなります。

2つ目は、ターゲットの興味関心のある話題を軸に企画構成することです。
自社が伝えたいことを一方的に伝えるような会報誌は、せっかく発行しても読んでもらえません。
そうなると、企業の信頼、評判の低下につながります。
ターゲットの興味関心がある内容を提供するように意識しましょう。

3つ目は、心理学を利用したコンテンツを盛り込むことです。
顧客の購買意欲を高めるために効果的な、心理学を利用したコンテンツを4つ紹介します。

1つ目は、気づきや学びを引き出すコンテンツです。
具体的には、商品の機能や効能、商品に関連した分野の情報など、「知って得した」と思える内容です。

2つ目は、選択が正しいと思えるコンテンツです。
具体的には、利用者のインタビューやコールセンターに寄せられる満足の声など、「自分もこの商品を購入してよかった」と思ってもらえる内容です。

3つ目は、安心感を高めるコンテンツです。
具体的には、学識者のインタビューや研究の紹介など、商品の安全性を示す内容です。

4つ目は、楽しさや共感を得るコンテンツです。
具体的には、クイズやレシピなど、商品やサービスを購入したことで関われる内容です。

□まとめ

会報誌は、ターゲットの興味関心を適切にとらえることで、読んでもらえるものを作りましょう。
当社は、冊子印刷の専門会社です。
豊富な用紙、加工、サイズでお客様のご要望にお応えすることができます。
会報誌の作成をお考えの方は、ぜひ一度当社にご相談ください。