大会パンフレットの構成は?作り方を紹介します


大会パンフレットの作成を任された皆さん。
せっかくなら期待を上回るかっこいいパンフレットを作りたいですよね。
そうはいっても、デザインやコンテンツ、作り方は曖昧で、不安なことだらけでしょう。

しかし、心配はいりません。
今回は冊子印刷に自信のある我々だからこそお伝えできる、大会パンフレットの作り方についてご紹介します。
この記事を読んでいただけたら、世界で一つの素敵な大会パンフレットを作れること間違いなしです。

□大会パンフレットの基本的構成は?

大会パンフレットは作成目的によって2種類に分けられます。
必要最低限の情報をシンプルにまとめた簡易型と情報量の多い冊子型の2タイプです。
それぞれ伝えたいメッセージが異なるため、それぞれの構成に特徴があります。

簡易型プログラムでは、主に以下の情報が掲載されます。

・大会名
・場所(アクセス)
・日時
・主催者の情報
・当日のスケジュール

上記から分かるように、大会の概要を知るために最低限必要な情報を提示しましょう。
この時、なるべく簡潔に、見やすくすることがポイントです。
意識すべきは「このパンフレットを見た人が大会を知り、足を運ぶか」です。

冊子型プログラムでは、ただ情報を届けるだけでなく、読む人を楽しませる要素が加わります。
具体的には簡易型プログラムにも記されているような情報に加えて、次のような内容を盛り込むと効果的でしょう。

・参加者の紹介
・参加者からのメッセージ
・主催者のあいさつ文
・トーナメント表、リーグ表
・大会の歴史、概要
・スポンサーの情報

他にも、大会に興味関心が高い人に向けて有益となり得るコンテンツを多数用意してみましょう。
大会関係者や観客のニーズを調査することが大切です。

□パンフレットの作り方を5つのステップで解説

印象に残るパンフレットを作るには目的とターゲットを前提に順序正しく進めていかなくてはなりません。
正しいステップに従うことで最高の一冊を仕上げられるのです。

1つ目は、大会パンフレットの作成目的を明確にすることです。
この大会パンフレットを作ることで、何を達成したいのか、をあらかじめ明らかにしておきましょう。
例えば、「大会の来場者数を増やす」「参加者に満足してもらう」「より多くのチケットを販売する」など、目的は皆さん一人一人異なります。
ただ大会の情報を掲載するのではなく、目的を達成できるか、という視点が重要です。

2つ目は、大会パンフレットを見せるターゲットを決めることです。
一口に大会パンフレットといっても、読んでもらいたい対象はさまざまです。
児童の大会のパンフレットを任された方は保護者向けに作成するでしょうし、アスリートが参加する大会用であれば一般大衆向けに準備されるでしょう。
ターゲットによって、パンフレットの構成は大きく異なります。
作成する大会パンフレットを手に取るであろう人物像を一人想像し、その人物に向けて作成すると、読み手の心に残るパンフレットが出来上がります。

3つ目は、目的とターゲットに適したコンテンツを選択することです。
先に紹介した目的とターゲットという2つの観点を前提において、読み手が求めているであろう情報を掲載しましょう。
目的が同じでも、ターゲットが異なれば取り上げるべき情報は異なります。
常に「読み手」を第一に考慮しなければなりません。

4つ目は、デザインや構成の決定です。
デザインや構成が洗練されたものであるほど、アピールしたいメッセージは伝わりやすいです。
ここでも目的とターゲットを重視し、読み手はどんな情報を望んでいるのか、何を一番知りたいのかを考えましょう。

5つ目は、予算と納期のスケジュール管理です。
予算を費用のぎりぎりに設定してしまうと、後からミスが発覚した際に予算オーバーになってしまい対応できません。
予算に余裕を持たせることで、不測の事態に備えられます。
余剰が発生した場合には、印刷紙を上質なものに変更しても良いですね。

また、納期にも注意が必要です。
スケジュールが詰まっているとトラブル発生時に完成が遅れ、期限内に納品ができない、という事態に陥ってしまいます。
必ず、余裕を持たせましょう。

□パンフレットに写真を入れるときのコツを紹介

一目見てパッと印象に残るのは写真ですよね。
パンフレットに写真を挿入する場合には、アイキャッチ効果とレイアウトのバランスが肝心です。

ここでのアイキャッチ効果とはパンフレットを開いた瞬間にインパクトを与えることです。
大会パンフレットの場合、躍動感のあるスポーツの写真をチョイスすると良いでしょう。
まるで今すぐにでも動き出しそうな写真を見つけられると最高です。
参考に過去のパンフレットを見てみるのもおすすめです。

インパクトを与えるためには、色も大切な要素です。
例えば夏季には鮮やかな青を基調とした写真を選ぶことで、爽やかな印象を与えられます。

文字の配置はイラストや写真とのバランスを見て決めると良いでしょう。
特にキャッチコピーは、大会の印象を左右する大切な要素です。
文字の色や大きさ、配置場所を熟考して調整してみてください。
余白を十分に入れることもインパクトを強める上では欠かせないポイントです。

□まとめ

今回は読み手の心に残る印象的な大会パンフレットの作り方をご紹介しました。
大会パンフレットの基本的な構成を理解した上で、目的とターゲットを定め、ステップに沿って作成しましょう。
また、統一感のあるデザインも大切です。
読み手のニーズを探り、満足してもらえる素敵な大会パンフレットを作りましょう。