セミナー資料の構成は?使いやすい資料にするポイントも紹介します


セミナー資料は、セミナーを参加者にとって意味のあるものにするために重要な要素です。
では、どのようなことに注意して資料を作成するといいのでしょうか。

今回は、セミナー資料について、作成前に必要なアウトライン固め、基本的な資料構成、使いやすい資料にするためのポイントを紹介します。
セミナーを成功させるために、ぜひこの記事を参考にしてください。

□セミナー資料の作成前にアウトラインをしっかり固めましょう

セミナー資料の作成に取り掛かるにあたって重要なのが、アウトラインです。
アウトラインを固めた上で資料作成に取り掛かることで、わかりやすい資料になります。

まずは、セミナーで一番伝えたいことが何かを考えましょう。
そして、その伝えたいことに向かってアウトラインを考えていきます。
アウトラインは資料全体の骨格です。

また、アウトラインを考えた後に資料作成を行うと、文章を書き進める効率もよくなります。
流れがすでにできているので、文章の修正にかかる時間が大幅に短縮できるでしょう。

一般的に使われるアウトラインは、「導入、本文、まとめ」の順番です。
これから紹介する基本構成をこのアウトラインに当てはめながら、資料の流れを作ってみてください。

□セミナー資料の基本構成を覚えましょう

*導入

導入部分は、本文に入る前にセミナーの目的や流れを説明し、聞き手に興味を持たせる役割をしています。
以下の項目を含むといいでしょう。

・表紙
・目次
・自己紹介
・セミナーの目的

セミナーの目的には、聞き手にセミナーのメリットを伝えられる内容を簡潔に書きます。

*本文

本文は、「問題提起、具体例や解決策の提示、結論」の順が一般的です。
まずはセミナーで取り上げる課題に対する聞き手の興味を引きます。
具体例や解決策の提示では、ケーススタディを取り入れて参加者とともに解決策を作るのもおすすめです。

*まとめ

まとめでは、改めてセミナーの内容を要約しましょう。
要約の時に特に伝えたかったポイントを強調しておきます。

また、セミナーの参加者に期待する今後のアクションも同時に伝えます。
どのようにセミナーを役立ててほしいか、参加者に伝えましょう。

□使いやすい資料にするためのポイントを紹介します

ここまでは、構成についてのポイントを紹介してきました。
セミナー資料には構成が重要ですが、同時に見やすさも重要です。
この2つを意識して作ることで、わかりやすい資料になるのです。

そこでここからは、見やすさを向上させるためのポイントを7つ紹介していきます。

1つ目は、テキストをシンプルにすることです。

資料は、文字が少ない方が見やすいです。
文字は大きく、かつ少なくしましょう。
また、フォントもシンプルなものを選びましょう。

さらに、タイトルの文字のサイズや文字の色、装飾は統一するといいでしょう。
装飾は極力使わず、最低限にすることをおすすめします。

2つ目は、図やグラフを使うことです。

数値やデータを資料に使う場合は、図やグラフを使いましょう。
視認性がよくなり、内容が伝わりやすくなります。

3つ目は、レイアウトを統一することです。

同様の表現や同一の構成となるセクションでは、レイアウトを統一しましょう。
例えば、ページの見出しの位置をそろえる、図やグラフは下部にタイトルを入れる、などです。
見た目もスッキリしますし、セミナー参加者の資料内容の理解が早まります。

また、大きさや位置も揃えます。
同じページに2つ以上の図や表を入れたいときは、大きさをそろえ、縦、もしくは横に整列させましょう。

4つ目は、余白を入れることです。

余白がないと、視認性が悪くなるだけでなく、参加者に圧迫感を与えてしまいます。
情報を詰め込みすぎないように注意してください。

5つ目は、色のルールを決めることです。

資料全体を通してのテーマカラー、文字の色、背景の色、強調時に使う色など、色のルールを決めましょう。
色の数は5色以内に抑えると見やすいです。
この5色は、色同士の相性も考えたうえで選びましょう。

6つ目は、1ページに入れるメッセージは1つにすることです。

1ページに入れるメッセージ、つまり中核となる内容は1つに絞ってください。
同じページの中に2つ以上のメッセージがあると、論点がぼやけてしまいます。
一番伝えたいことがしっかりと伝わるように、1つのページには1つのメッセージ、を意識しましょう。

7つ目は、テンプレートを活用することです。

特に初めてセミナーを行う場合、資料を0からつくるのは大変です。
テンプレートを活用すると、資料全体の雰囲気が最初から決められているため、その雰囲気に合わせた色選びができます。
また、デザインの見栄えもよくなるので、ぜひ活用してみてください。

□まとめ

セミナー資料の作り方のポイントについて、構成の面と見やすさの面から紹介しました。
構成については、まずはアウトラインを作成し、「導入、本文、まとめ」の順番で構成を決めていきましょう。
見やすさについては、紹介した7つのポイントを意識してみてください。


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