写真集を作るために。写真のレイアウトのコツ教えます。


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「オリジナルの写真集を作りたい。」

「写真集を作ってみたいが、レイアウトの仕方がよくわからない。」

そのようにお考えの方へ。写真は撮る時は1枚ではあるが、写真集を見るときは複数枚を並べて見ることが多いですね。

写真集やアルバムなど、普段何気なく目にする複数枚の写真にも、実はしっかりとした構成が存在します。

いい写真を撮ったとしても、レイアウトがおかしいとせっかくの写真が台無しになります。

今回はいい写真集を作るために、レイアウトのコツを伝授したいと思います。

■写真の前後関係の意味を考える

写真は1枚ずつ取りますが、写真集は一つのページに複数枚掲載したり、ページをめくるたびに新たな写真を見ることになります。

つまり、写真と写真との前後関係が発生します。

よりよい写真集を作るための写真のレイアウトは、前後の意味の関係をどう生かすかという意識が大切になります。

文章は、単語の積み重ねで構成されています。写真集を作る際に、一つの写真を文章の「単語」と考え、写真集全体を「文章」と考えるとおのずと写真で伝えたいメッセージが見えてくるのではないでしょうか。

また、それぞれの写真つまり「単語」の配置を変更してしまうと、意味が成り立たなくなります。

写真のレイアウトを行う際は、「文章」のように、前後の意味を考えて配置することが大切です。

■あらゆる要素を最大限に活かし、意図を明確にする。

対立関係がある二つの関係、例えば「近いと遠い」、「静と動」、「色とその補色」といった要素であり、できるだけ度合いの大きい関係の要素をもつ写真を並べて、連続して配置することです。

そうすることで、はっきりとした変化を伝えることができます。

レイアウトとは、1枚1枚の写真の意図を見る側に伝える手段であるので、写真の配置により明確な意図を伝えることがよい写真集であることにつながります。

■いろんな要素を変化させる

数組の対立した写真を構成しただけでも、単純でつまらないものになります。

なるべく数多くの要素をいろいろ変化させることで面白く、見る側が飽きない写真集になるでしょう。

■最後に

今回は写真集を作成する上での、写真レイアウトのコツをご紹介しました。

写真集は、一枚の写真だけでは伝わらない面白さを生み出すことも可能です。

たくさん撮った写真は、一つの冊子にまとめてみたいものですね。