イラストレーターで社内マニュアルを作成する際の注意点


21f8998ea5703b443a3e451efa223e38_s

突然ですが、皆さんの中には、社内マニュアルを作成する際にイラストレーターを使用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、イラストレーターで社内マニュアルを作成するにあたって、どのような注意点があるのか紹介したいと思います。

■文章を扱う際の注意点

初期設定のままイラストレーターで文章を作っていると、段落や行間が詰まりすぎていて見にくい文章になってしまいます。

〇禁則処理
点や丸、記号は行の先頭に来てはいけないのですが、イラストレーターの初期設定では考慮されていません。

段落ウィンドウから禁則処理を「強い禁則」にすることをおすすめします。

禁則を知らず、この処理が行われていない文書が稀にあるので、気を付けましょう。

〇均等配置
配置に関して、初期設定では「左揃え」に設定されています。

このまま文書を書いていくと、右側が揃わない現象が起きるので、「均等配置」に変えましょう。

段落ウィンドウの「均等配置(ジャスティファイ)」を設定してから文書を書き始めましょう。
文書の左側が揃っていても、右側が揃わないと読みにくい文書が出来上がります。

■画像を扱う際の注意点

〇画像リンク
イラストレーターで画像を扱う際は基本的にリンク配置での入稿になります。
その場合、リンク切れが発生する可能性があるので、画像のリンクが外れていないか最後に確認する必要があります。

〇ロック解除
画像をロックしておくと、選択や編集が出来ない状況になります。

これ以上編集をしない画像に関してはロックすると作業がやりやすいのですが、非表示にしたはずの画像も印刷されることがあります。

最後に不必要な画像はすべて削除して、ロックを解除してから入稿しましょう。

〇ガイドの削除
ガイドは画像などのオブジェクトを配置する際の目安になる線なので、原稿を作成する際は必要なのですが、最終確認をする際はガイドを消しましょう。

ガイドを消すことで、気づくことはたくさんあるので、ガイドを見て作成、ガイドを消して確認という作業を続けるのが望ましいです。

〇罫線は細すぎると印刷されないことがある
罫線が細すぎないか確認してみてください。罫線が0.08mm以下の場合、印刷されないこともあるので、罫線の太さを調節しましょう。

罫線があるのと無いのとでは大きく異なってくるので、文字や画像の大きさだけでなく、罫線の太さも気にしましょう。

■最後に

イラストレーターで社内マニュアルを作成する際の注意点についてお話ししました。
イラストレーターは画像の印象が強いですが、自由度が高く、オリジナルに工夫を施すことが出来ます。

イラストレーターを使用して社内マニュアルを作成する際は、ぜひご活用ください。