授業用テキスト作成時に役立つデザインの知識をご紹介


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授業用のテキストを作成する際、分かりやすいテキストがあればと思いますよね。テキスト一つで生徒の理解度がぐんと深まったり、授業が計画通りに進めたりすることができます。良質なテキストを作るためには、いくつかデザインの知識がある方が生徒にも受け入れられやすいテキストに仕上がるので、デザインの知識を蓄えておくことは重要です。

【行間は適度に】

どうしても授業の資料ならば文字が多くなってしまいがちです。そんな時は、行間を適度にあけないと文章が詰まって見えてしまって、記憶に残りにくいですし、読みにくくなってしまいます。
一般にはフォントサイズの70%から75%が適切だと言われています。

文章を簡単に目で追えるような行間にすることは、良い資料作成にとってとても大切です。ぎゅうぎゅうに詰まった文章であれば読んでいて疲れますし、スムーズに読めなくなってしまいます。
基準として、「スムーズに読みこなせるか」と考えればいいと思います。
また、フォントによって行間を変える必要があるので、注意して確認してください。フォントや文字のサイズによっても異なります。

【一行に詰め込まない】

文章を読むときは、とてつもなく長い行だったら読みづらくて嫌になってしまいますよね。ですので、一行30文字前後で調節するようにしましょう。文章のブロックを作ってしまって収めることが良いでしょう。
また、文章は一文一義を心掛け、一文にたくさんの情報を入れないようにしましょう。反対に一文が短すぎてしまっては、リズム感が良くないので、適度に一文二義の文章も入れながら作ってみてください。きっと読みやすいと思います。

【センター揃えにしない】

センター揃えは長い文章であればいっそう読みにくくなってしまいます。一行が短かったり長かったりするので目があちこちにいって疲れてしまうのです。センター揃えにするときは、何か特別なことを伝えるときにしましょう。

【まとめ】

今回は、主に文字を使ったデザインをまとめました。資料の大半を占める文字を、少し意識して変えることで格段に読みやすくなるでしょう。また、デザインに必要な色彩に関して少し触れておくと、色の種類は調和を考えた色三種類まででデザインをすると見栄えが良くなりますよ。デザインは見やすい授業テキストを作る上でとても大切です。デザインが一つ変われば、授業の理解度も上がるかもしれません。ぜひ、デザインを意識して授業テキストを作成してみてくださいね。