自作の本を残そう|自費出版とは?流れとポイントをご紹介


文章を書くのが好きな方であれば、一度は自作の本の出版を夢見たことがある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、夢の実現の1つの方法として、自費出版をご紹介します。

●商業出版との違い

商業出版を目指す場合、出版社にまず持ち込むのは原稿ではなく企画書です。
編集部の心を動かす、すなわち「売れる」と確信させるような企画書を作らないことには、魅力ある原稿も見てもらえません。

そこで、売れることを意識した本を書くというよりは、純粋に「自分で自由に書いた本」を出版したいという方におすすめなのが自費出版という方法です。
商業出版と違い、製作費用は自分で負担する必要がありますが、その分自由度がぐっと増します。

●自費出版の流れ

1.打ち合わせ
自費出版を行っている業者を探し、連絡します。
説明文を送ったら、担当者が仮決まりし、原稿を見てもらったり打ち合わせをおこなったりします。

2.見積もり
あなたのご希望やご予算を考慮したうえで、より具体的な出版プランが提示されます。
かかる費用や期間の見積もりも出されるので、納得のいくまで打ち合わせをしましょう。

3.契約・入稿
プラン内容や見積もりに納得いただけましたら契約となります。
入稿した後は業者の進捗を確認しつつ完成を待つ形になります。
なお、著者校正は原稿の修正ができる最終段階なので、誤字脱字などがないか慎重に確認する必要があります。

●決めておくべきポイント

1.読んでほしい人
あなたの本を読んでほしい人は誰か、想像してみましょう。
ご家族やご友人か、それともさらに多くの人か。
これを決めることで、具体的な部数も定まってきます。

2.本の表紙イメージ
製本方法は、ハードカバーと呼ばれる上製本と、ソフトカバーと呼ばれる並製本の2種類があります。
上製本は豪華な装丁で型崩れしにくい一方、重くて高価という特徴があります。
並製本は、文庫本のような柔らかい1枚の厚紙でくるむタイプの表紙です。

3.いつまでに作りたいか
カラーか白黒、製本方法などにより製作にかかる期間は異なりますが、1か月から数か月が一般的です。
いつまでに作りたいかを先に決めておき、余裕を持ったスケジュールで製作に取り掛かれるようにしましょう。

4.おおよその予算
部数・ページ数・大きさ・製本方法・カラーの量・写真の量などにより、費用が決まります。
見本があると、より具体的に費用を算出することができます。

●まとめ

以上、商業出版との違い、自費出版の流れ、決めておくべきポイントをご紹介しました。
あなたが記念すべき本を出版する際のご参考になれば幸いです。

この記事だけでは全てをお伝えきれないので、ご不明な点がございましたら、弊社ホームページの「よくあるご質問」をご覧いただくか、ホームページよりご連絡ください。