小説の作り方|気を付けるべきポイント 文章編


「自作の小説を作りたい!」
「けど、どんなことに注意したらいいのか、まったくわからない…」
こんな悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
一から物語を作るのは、多くの方が夢見ることでしょう。
しかし、いざやってみようとすると、と思います。
今回はそんな方のために、「小説を作る際に気を付けたいこと」についてお話させていただきます。

□小説の作り方|作る際に気を付けたいポイント

・行頭を一行開ける

文章を書く際の基本ルールですが、非常に大事なことです。これを忘れていると、文頭なのか、長文が折り返されているのかの区別がつけられなくなります。
行頭は必ず一行開けて、わかりやすい文章を書きましょう。

・ダッシュ(-)三点リーダー(…)

基本的にこれらは偶数になるように使いましょう。
これは単純にどちらの方が見栄えがいいかという問題です。

Ex.)あれから数年後――
「久しぶりだな……元気にしてたか?」

このように、余韻や間を演出するのに非常に効果的です。

・文末の重複

文末に同じものが続いてしまうと、少し文章全体として淡泊になってしまいます。
小学生の作文を想像していただけると分かりやすいかと思います。

Ex.)「今日はドッヂボールをしました。
疲れたので家に帰って夕飯を食べたら、少しうたた寝をしてしまいました。」

文末に「ました。」が続くことで、文章全体が味のないものになってしまいます。
こうなってしまった場合は、単純に文末に変更を加えるか、今一度文章全体を見渡して、文章の構成自体に変化を加えられないか検討しましょう。文章にメリハリをつけることを心がけるのが大切です。

・行間を開けすぎない

小説は物語ですので、行間を使いすぎると物語全体が間延びした感じになり、非常に読みにくくなります。
今までの流れが切り替わる瞬間や、場面が変わる瞬間に行間を使うことで、読者に効果的に物語の変化を伝えることができます。
エッセイやポエムでは、余韻や間で雰囲気を出すために行間を頻繁に用います。
しかし小説は先ほども述べましたように物語であり、全体の流れがあります。
流れを考えたうえで行間を使い、変化を表現することを心がけましょう。

以上、小説を書く際に気を付けたい、文章ルールのポイントについてお話させていただきました。文章は書かれている内容はもちろんですが、行間や行頭など、読者が見やすいデザインを意識することも非常に大事です。
以上のことに気を付けていただいたうえで、小説の執筆にチャレンジしていただけたらと思います。
また、小説を印刷する際は是非、協友出版にご相談ください。