イラストレーターを使う方へ|原稿を効率よく作るにはPart1


「イラストレーターでの作業に時間がかかる。」
デザイン関係全般に使われるイラストレーターで原稿を作成する際に、こんなストレスを抱えている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実はイラストレーターで効率よく原稿を作れる方法があります。
今回は、イラストレーターでの作業効率をあげる環境設定とショットカットキーをご紹介します。

□環境設定

*グリッド線の設定

グリッドとは、印刷したときに表示されないマス目のことを指します。
デザインをする際のガイドになります。
このグリッドは、バランスやレイアウトを調節するときに非常に便利です。
作業効率をあげるために、自分が作業しやすいマス目のサイズに調整しておくと良いでしょう。

*カラーモードの設定

原稿を作成する前に、カラーモードを適切に変更しておきましょう。
カラーモードにはRGBとCMYKの2つがあります。
RGBはテレビやパソコンでの表示に、CMYKは印刷物に使われています。
印刷物の原稿を作成する場合はあらかじめCMYKに設定しておかないと、印刷したときに違う色味になってしまう可能性があります。

*アンチエイリアスの防止

アンチエイリアスとは、線の太さが奇数のときに線がぼける現象のことです
アンチエイリアスはあらかじめ設定しておくだけで防止することができます。
メニューバーの効果からラスタライズを選択し、オプションからアンチエイリアスをなしに設定できます。

*ツールパレットの設定

イラストレーターでは、ツールパレットから使用するツールを選択できます。
このツールパレットを1列表示ではなく2列表示にしておくと、ツールを選ぶときにツールパレットからツールのアイコンを見つけやすくなります。
ツールのアイコンの配置を覚えるためにも2列表示をおすすめします。

□ショートカットキー

ショートカットキーはパソコンでの作業効率を上げてくれる便利な機能です。
イラストレーターのショートカットキーを覚えることで、今より効率的に原稿を作成できるかもしれません。

*ツールパレット

使用するツールを切り替えるとき、カーソルをツールパレットのアイコンに移動させて選んでいませんか?
この際に、各ツールに割り当てられたショートカットを使うようにするだけで作業効率が大幅に上がります。
メニューバーの編集からキーボードショートカットを選ぶと、設定されていないキーを割り当てることもできます。

*メニュー

実はツールだけでなく、メニューもショートカットキーを使って選択できます。
ツールと同様にキーの割り当てを追加・変更することもできます。

環境設定を工夫し、ショートカットキーを使うだけでもイラストレーターでの作業効率は大幅に上がります。
しかし、イラストレーターを使った原稿作成の効率を上げる方法は他にもあります。
次回のブログでは、イラストレーターの機能を使った効率化のポイントをお伝えします。