Wordで原稿データを作成するときに気を付けるポイント紹介


Wordで原稿を作り、「さあ印刷だ!」と印刷してみたら、「思っていたものと違うものができてしまった」という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

Wordで入稿し、思い通りに印刷するには気を付けたいポイントがあります。
今回は、Wordで原稿を作る際に気を付けたいポイントについて、ご解説します。

□Wordデータ入稿前に気を付けること

*用紙サイズ

Wordのデータは必ず塗り足し込みのサイズで作成しましょう。
塗り足しというのは、本文にかからない余白のことです。
印刷会社はテンプレートを用意しているはずですので、わからない人はそれを参考にすると良いです。
テンプレートを使わない場合はページサイズを設定し、仕上がりサイズ+塗り足しの大きさで設定しましょう。
このとき、塗り足しは上下左右3mmほどが目安です。
なぜこのように余白を設定するかというと、印刷の際に実際のサイズより大きな紙に印刷し、そこから大きさを整えるからです。
その際に用紙を重ねて断裁するため、多少のずれが生じます。
内側にずれた場合、レイアウトがぎりぎりだと文字などが切れてしまいます。
この段階でずれを防ぐために、余白を設定します。

*カラーの場合

印刷物をカラーにする際、インクの色はCMYKになります。
ですが、WordなどのOffice製品でカラー原稿を作成するとカラーモードがRGBになっています。
このカラー変換処理は多くの場合、印刷会社で行いますが、元データによっては色味の再現度が変わってしまうため、注意が必要です。
これを防ぐためには、自身でグラフィックソフトを用いてCMYKに変換することをおすすめします。
CMYK変換については様々なやり方があるので調べてみてください。

*保存方法

印刷所に印刷を委託する際、原稿は1つのファイルにまとめず小分けに保存しましょう。
1つのファイルに表紙と本文が一緒に入っていることは避けましょう。
表紙を保存、本文を保存、というように、小分けにファイルを保存するのをおすすめします。
これは後で修正や調整をしやすくするためです。
この作業は印刷を頼む際にいちいち手作業で行うと手間になるので、テンプレートとして使いまわすと便利です。

□まとめ

今回は、Wordで原稿データを入稿する前に知っておきたいポイントについて、ご紹介しました。
ポイントは余白を設定すること、カラー原稿は色味が変わる可能性があること、ファイルを保存する際は小分けにすることです。
当社では作成したWord原稿の印刷を承っております。
印刷でお悩みの際はお気軽にご相談ください。