詩集を出したい方必見です!詩集のポイントや出し方を解説します!


詩を書くのが趣味で、人生で一度は作品をまとめて詩集として出版してみたい、という方はいらっしゃいませんか。
自分の言葉が詰まった詩集は一生の宝物になり、おしゃれでユニークな贈り物にすることもできますが、どうすれば出版できるのかご存知ない方も多いでしょう。
今回は、詩集の出し方やポイントをご紹介します。

□詩集を作るコツ

まず詩集の出版方法をご紹介する前に、詩集を作る際の内容面でのコツを2つご紹介します。

1つ目は、思ったこと感じたことを自分の言葉で素直に表現することです。
日常生活でふと感じたことは、詩の題材としてメジャーです。
ちょっとした感動でも後で作品として昇華させるために記憶しておいて、自分で考えた言葉や表現を使って詩にしましょう。
もちろん、他の人の詩や文章の表現をそのまま持ってくるような盗作行為は絶対にNGです。

2つ目は、詩の内容に自信を持つことです。
詩を書いて後から読み直すと、こんなの当たり前だ、風流な表現ができていないのではないか、などと作品に自信が持てなくなってしまう場合があります。
しかし詩は芸術作品であり、テストのように1つの正解はありません。
大切なのは自分で生み出したものに自信を持ち、自分にとっての正解であることです。

□詩集を出す時の注意点

次に、詩集を書いているときや出すときの注意点を3つご紹介します。

*同じ表現を多様してしまう

同じ人がたくさんの詩を書くと、どうしても似たような言葉を多様したりシチュエーションが被ったりしてしまいます。
その人の癖ですから表現の重複は避けられず、全部全く違う表現にした方がいいというわけでもありませんが、ほとんどが同じ形式や言葉選びだと読み手は飽きてしまいます。
詩の題材となるシチュエーションがずっと代わり映えしないと、途中で読むのをやめてしまうかもしれません。
似たような詩だらけにならないためにも、題材や言葉選びにはある程度の幅を持たせましょう。

*表現技法を使って詩に深みを持たせよう

体言止めや反復、押韻といった詩の表現技法を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
こういった詩に用いられる表現技法は、言葉や話の流れに深みを持たせて、趣深さを演出してくれます。
こういった技法を用いると詩の形の自由度が減り自分らしい表現ができなくなる、とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、表現技法は「制限」するものではなく、自分の作品をさらに高めるための「道具」です
やみくもに多様するのは問題ですが、上手に表現技法を活用して詩の奥深さや味わい深さを引き出してみるのは決して悪いことではないはずです。

ただし、技法の習得には慣れや経験が必要で、すぐに使いこなすことは難しいです。
他の人が書いた詩を見て実際の使い方を勉強してもいいかもしれませんね。

*ある程度の数の詩を用意しておく

詩集を出すにはある程度の分量が必要です。
詩が少ないと見栄えが悪く、逆に出したことを後悔してしまうかもしれません。
何ページぐらいの本にしてどのくらいの量を載せるかは予めイメージしておきましょう。

□詩集の出し方

ここでは、詩集を出す際の基本的な流れを解説します。

詩集を出す際は、掲載する詩の整理、出版社選び、様式の決定を順に行う必要があります。

まずは、詩集に載せる詩を取捨選択します。
載せる量は人それぞれですので、少ない分量の気軽に読める詩集にしても、100篇以上ある本格的な詩集にしても構いません。
もちろん載せる全ての詩について自分の納得のいく作品に仕上げておきましょう。

次に、出版社を選択します。
このとき、出版社の過去の実績がポイントです。
詩集の出版実績がある会社がおすすめですので、ホームページなどから手掛けている内容をチェックしておきましょう。
また、自分の詩の出版に関わる担当者がきちんと対応してくれるかも確認すべきポイントです。

そして、実際に本にする際の様式を決めます。
具体的には1ページに載せる文字の大きさや行数、配置などを考えます。
あまりありませんが、詩が想定外にページをまたぎ、最後の1行だけ別の次のページに載ってしまう恐れもあります。
担当者とよく相談して、掲載上のミスが起こらないように確認しておきましょう。

最後に、詩集の出版にかかる費用についてご紹介します。
単に詩集を出すと言っても個人で楽しむ目的と、書店などで売り出す目的では値段も大きく変わります。
本として形にするのは少しだけにして個人や友人と楽しむ場合、10〜20万円程度かかると見積もっておきましょう。
書店で販売することを考えると、少なくとも50部程度印刷するので、100万円程度が目安となります。

□まとめ

詩集の出し方や、出す前の注意点について詳しく解説しました。
詩集を出す前にまず内容にこだわり、出版社に持ち込んでから、本になった時の様式を担当者と一緒に考えましょう。
詩集の出版をご検討されている方や不安をお持ちの方は、ぜひお気軽に当社にご相談ください。