会報誌をお考えの方へ!書き方とうまく作るコツを解説します!


「会報誌の書き方があまり分からない」
このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
会報誌は会員さんに送る大切なものなので、きちんとしたものを書きたいと思うのは不思議ではありません。
しかし、決まった形が無いため難しいと感じる方もいますよね。
そこで今回は、会報誌の書き方について紹介します。

□会報誌の書き方について

会報誌もある一種の原稿誌です。
そのため、会報誌にどのような内容のものを載せたいのかに合わせて書き方を工夫することが大切です。
会報誌の最初の号であれば挨拶記事の書き方が良いでしょうし、誰かにインタビューしたものを載せるのであれば、インタビュー記事の書き方が良いでしょう。
そこで、以下では会報誌によく使われるであろう、原稿の書き方をいくつか紹介します。

最初に紹介するのは挨拶原稿です。
何事も挨拶は大切です。
会報誌でも、第1回目は挨拶をしておきたいという方も多いのではないでしょうか。
挨拶原稿には決まった書き方がありませんが、書き方に迷ってしまった場合は以下のような順番で書いてみてください。

「はじめの挨拶」「自己紹介」「抱負」「積極的な参加や協力、応援のお願い」「締めの挨拶」
この順で書いていけば心配する必要はないでしょう。
「自己紹介」ではこの会報誌を始めることとなった経緯などを書く場合もあります。

また、「積極的な参加や協力、応援のお願い」「締めの挨拶」では読者への感謝の気持ちを述べても良いでしょう。
先ほども言いましたが、あくまでもこれは一般的な流れの例です。
必ずしもこの流れを使うという訳では無いので、自分なりに付け足したり減らしたりしながら、大まかな流れを掴むある程度のサンプルとして使ってみてください。

次に紹介するのは、活動報告などの記事の書き方です。
ここで大切にしてほしいポイントは2つあります。
それは、5W1Hに注意して書くのと1番伝えたいことを先頭にもってくることです。
ではなぜこの2つが大切なのでしょうか。

人に読んでもらう記事を書くにはとにかく分かりやすい記事を書くことが大切です。
5W1Hは記事をとにかく分かりやすくしてくれます。
みなさんもよく耳にしたことがあるのでは無いでしょうか。
5W1Hとは、「いつ」「どこで」「誰が」「なぜ」「何を」「どのように」をそれぞれ英語で表記した際の頭文字を取ったものです。

この6個の要素があると格段に記事が分かりやすくなるのです。
入れる順番は関係ありません。
とにかくこの6個の要素が書かれていれば良いのです。
そのため、記事を書き終わったらこの5W1Hが含まれているのか確認してみましょう。

また、最初に伝えたいことを書くのも読者に最後まで記事を読んでもらいやすくするためです。
最初に伝えたいことが書いてあれば、読者はこれからどのようなものを読むのかを大まかに把握した状態で読み進められます。

一般的に、何の話か分からないのにひたすら話を続けられても理解するのは難しいですよ。
さらに、面白く感じず飽きやすくなり、読むのを途中で辞めてしまう可能性も高いでしょう。
しかし、最初に大まかな内容が分かっていれば、細かい説明をされたときでも内容が入ってきやすいですよね。
そのため、1番伝えたいことを最初に持ってきて読者に興味を持たせ、最後まで読みたくなる記事にしましょう。

最後はインタビュー記事の書き方です。
インタビュー記事で大切なのは、そのインタビューを載せることで何を伝えたいのかという点です。
これさえ分かっていれば、長いインタビューでも重要なところだけ残して、あとはカットしても面白い記事が書けます。

しかし、インタビュー記事は他の記事と比べて少し特殊なので迷ってしまう方も多いでしょう。
インタビュー記事の形態としては、大きく分けて「対談形式」「一人称形式」「三人称形式」の3パターン存在します。
対談形式の書き方としては、インタビュー内容を録音したりメモしたりして記録し、それを記事に起こすというのが一般的です。
そのまま書くわけではありませんが、基本的には口調などもあまり手を加えず書き起こしましょう。

インタビュアーの「です、ます調」もそのままです。
一人称形式は取材されている側が語っているように書くのが基本です。
インタビュー時に録音したりメモしたりするのは先ほどと一緒ですが、記事を書くときに取材される側になりきって自分なりに書き直すので、しっかりと相手を理解しましょう。
インタビュー時にした雑談や記事とは関係のない質問もメモしておくと役立つかもしれませんね。

三人称形式はインタビュアーの言葉で内容をまとめていくものです。
記事を書くときは、記録した内容を自分の言葉で記事に起こし、取材相手の仕草や表情など話以外のものも書き起こします。
また、記事の語尾も「だ」や「である」で終わることが多いです。

□会報誌をうまく作るポイントについて

*マージンと段間

会報誌に大切なのは記事の内容だけではありません。
「見やすさ」や「読みやすさ」を左右するレイアウトも大切です。

これらはマージンや余白によって異なります。
余白が無いと読みにくくなってしまうのです。
そのため、基本となる文字の大きさや行間、マージン、段間を設定しましょう。
原稿量が多すぎて入らない場合は文字を小さくするなどして対処します。

*色使いの工夫

色使いも大切な要素です。
記事によって雰囲気に合った色でまとめると統一感が出て読みやすくなります。

また、色の使いすぎには注意しましょう。
カラフルの良さもあるのですが、ごちゃごちゃして見にくくなってしまうのです。
最初はメインとする色を決め、記事や写真を挿入した後に少しずつ色も足していきましょう。

*画像の色調補正

会報誌で欠かせないのが写真などの画像です。
デジカメなどで撮った写真は、そのまま印刷すると暗く印刷されてしまう場合が多いです。
暗いと、写真も綺麗に見えません。
そのため、印刷する前にきちんと色調補正をしてから印刷しましょう。

□まとめ

今回は、会報誌の書き方について紹介しました。
会報誌は、読者を引き寄せ飽きずに最後まで読んでもらう必要があります。
そのため、作るのが難しいと感じるでしょう。

しかし、今回紹介した基本的なポイントを押さえておけば心配ありません。
会員さんのためにもより良い記事を自信持って書いてみてください。