詩集の作成方法やポイントについて印刷会社が解説します!


詩集の作成方法やポイントについて知りたい方はいらっしゃいませんか。
今回は、作品を作成する際に決めておきたいことや詩集を作成のポイント、詩集を作る意義についてご紹介します。

□原稿を作成する際に決めておきたいことについて

載せるべき情報を原稿に載せていくだけでは、良いものは作れないでしょう。
原稿に載せていく際には、見やすさについても考えることが大切です。
そこで、原稿を作成する前には、予め本にした際の綴じ方を考えておきましょう。
綴じ方についてここでは大きく3つ紹介しましょう。

1つ目は、平綴じです
この方法は費用が抑えられるため、安く済ましたいという方にはおすすめです。
作り方は、冊子の背となるところから5ミリ程の位置にホッチキスをとめるだけと簡単です。
しかし、冊子を開いた際に背の部分があるため、折り目がしっかりついていないと自然とページが閉じてしまうので気をつけましょう。

2つ目は、中綴じです。
この方法では、1頁の2倍の大きさの用紙を製本に使用しましょう。
用紙を半分に折り目をつけてから、中心の部分にホッチキスを止めることから中綴じと言われます。
この方法の場合は、平綴じで邪魔になった背の部分が潰れるため、勝手にページが閉じるという心配は不要ですね。

また、この方法でする場合は1頁目と最後の頁を同じ用紙に印刷するため、本の形にした際に1頁から順になっていることを確認しましょう。

3つ目は、無線綴じです。
この方法は先ほど紹介した2つと違って、ホッチキスや糸を使用しない方法です。
具体的には、接着剤を使用して用紙を背表紙にひたすら貼っていきます。
背表紙があるため、厚みがあるものができるでしょう。

背表紙や表紙の紙は、本文のものとは違い丈夫なものを使います。
そのため、全体的に耐久性のある冊子ができるでしょう。

綴じる方法が決めれば、方向についても考えます。
冊子の右側を綴る際は縦書きとなり、反対に左側を綴る際は横書きでとなります。
冊子の上側を綴る場合もありますが、この場合は横書きでも大丈夫でしょう。

□詩集を作る際のポイントについて

詩集を作る際のポイントは大きく3つあります。
1つ目は、納品時期の確認です。
本を印刷したい場合は、納品する時期を設定したとしても、予期せぬトラブルで遅れてしまう可能性があります。
かなり価格が安い印刷会社に依頼した場合は、そういったリスクが高いため予め余裕をもって考えておくことをおすすめします。

確実に配布や販売に間に合わせたい方は、価格が少し高くなってでも絶対に納期を守ってくれる業者に頼みましょう。

2つ目は、デザインと紙質を確認しておくことです。
詩集を作る際には、デザインや紙質、大きさによって印象が全く異なります。
詩集にちょっとしたイラストをいれてみたり、文字のフォントやレイアウトを工夫したりしてみましょう。
工夫次第で、表現豊かなものに仕上がります。

また、紙質によってテキストの予想していた図や色合いで表示されないことがあります。
そのため、テキストを印刷したい方はデザインや紙質が適しているかチェックしておきましょう。

3つ目は、仕上がりの確認をすることです。
テキストを印刷する際には、原稿をデータにして申し込むことが多いでしょう。

しかし、紙質や光の当たり具合で、実際の出来上がりが予想していたものと異なる場合があるため注意が必要です。
実際に詩集の印刷が完成した状態では、写真やイラストの色がずれ、正しい色でなかったということが多くあります。
このようなミスを確実に避けるためには、完成形をいくつか確認できる業者を選ぶと良いでしょう。

□詩集を作る意義について

そもそも詩集を作る根本的な意義について、理解している方は少ないのではないでしょうか。
ここでは、詩集を作る際の意義について3つ紹介します。

1つ目は、保存性が高い点です。
ブログやSNSでは発信力は高いものの、日がたち、情報が古くなれ閲覧数は大幅に下がり、ついにはブログやSNSサービスが終了すれば見れなくなります。
それに比べ、紙で作られた冊子は、例え情報が古くなったり時間が経過しても、捨てない限り永遠に見返すことができます。
自分が思いを込めて作った自信作、大切な記録など保存しておきたいものは紙に残しておくと良いでしょう。

また紙の冊子は、本棚や机においておけばいつでも見れるのも特徴です。

2つ目は、文字を心地よく読んでもらえる点です。
インターネット上に表示される文字の場合は、書体や文字の大きさ、改行はそれぞれの媒体によって変化します。
しかし、紙に印刷された文字であれば、美しく作成された文字をそのままの形で印刷できます。
そして、小説や自伝といった長い文章の場合は、ページをめくることで読み手をリフレッシュさせ、メリハリを与えられるでしょう。

また、例え一度に読めなくてもしおりを挟んでおけば、次読むときに途中からでもスムーズに読めます。
以上の点から、紙の冊子は長文を心地よく読ませるにはもってこいでしょう。

3つ目は、原稿をまとめて冊子をデザインする点です。
冊子にする際には、入稿データをしっかりと作成することが大切です。
文字がほとんどの場合はwordで簡単に作成できますが、せっかくなら書体や行間、頁はこだわりたいですよね。
自分の文書にあった本にできるのは冊子制作の魅力の1つでしょう。

また、1つずつ丁寧に作品まとめていくことで、新たな作品の発見にもつながるかもしれません。

□まとめ

作品を作成する際に決めておきたいことや詩集を作成のポイント、詩集を作る意義について解説しました。
以上の記事を参考にして、世界でたった1つだけの特別な詩集を作ってください。