おしゃれな写真集の作り方とは?コツを解説します


せっかく写真集を作成するなら、おしゃれなデザインのものを作りたいですよね。
ただし、初めて作成するとなると、勝手がわからないでしょう。
実はあることを意識することで、完成度が飛躍的に向上します。
今回は写真集の作り方6つと、おしゃれなレイアウトを作成するコツを5つ紹介します。

□写真集の作成方法を解説します

それでは、最初に写真集を作成する際の基本的な方法を6つ紹介します。

1つ目は誰に見せるかを意識することです。
皆さんは良い写真とはどのような写真だと考えていますか。
「良いカメラで撮った写真」「依頼人の要望を満たした写真」「表現したいことが明確に表現されている写真」など人によって様々でしょう。
これらは全て正解ですが、必ず「誰に見せるのか」を考えます。

同じ写真でも、ある人は感動するかもしれないし、違う人は感動しないかもしれません。
そのため、決めた「誰か」が面白いと思ってくれるような内容にする必要がありますよね。

2つ目は他の雑誌を参考にした表紙にすることです。
皆さんも書店で雑誌を見ていると、「この雑誌面白そう」と感じたことはありませんか。
雑誌で最初に目に入るのは表紙なので、力を入れるべきポイントです。
そのため、おしゃれであることが多く、写真集を作成する際にも参考になります。

3つ目は表紙のタイトルをシンプルにまとめることです。
タイトルは表紙に書くので、その写真集の第一印象を決める重要な要因です。
もし、表紙のデザインがおしゃれであったり、格好良かったりしても、タイトルによる文字のフォントがデザインと合っていなかったら、どこか違和感を感じるでしょう。

写真集は誰かに知識を伝えるわけでないので、タイトルをシンプルにして英語を使用すると、おしゃれに感じます。

4つ目は作成する写真集の中にカテゴリーを作ることです。
そして、カテゴリーごとに内容の写真を割り振ります。
もし、カテゴリーを作らずに、写真も分類しなかったら、これらの写真の共通点が分かりにくくなるでしょう。
そのため、写真を分類するだけでも、分類しない場合と比べて大幅に読みやすくなりますよ。

5つ目は写真の題材を統一することです。
インスタグラムという写真をアップできるSNSがあるのですが、みなさんもお気に入りの方がいるのではないでしょうか。
人気の方の写真は、全体的に雰囲気が統一されているケースが多いです。

なかなか雰囲気を統一することは難しそうに思えますが、画像編集ソフトを使用して、同じフィルターを掛けたり、補正を使用するだけで雰囲気を統一できますよ。

そのようなソフトを持っていない方は、グーグルフォトを使うこともおすすめです。

6つ目は文字を入れて、前書きと後書きを入れることです。
もちろん写真だけの写真集も良いのですが、要所に文字で解説を入れたり、写真集を制作するに至った経緯も掲載すると読者に伝わりやすいです。

以上の6つの注意点を意識しながら制作すると、これらの注意点を取り入れる前より、写真集としてのクオリティーが大幅に上がります。

□おしゃれなレイアウトを作成する方法

次にレイアウトのコツを紹介します。

1つ目は最初に写真の割り振りを考えることです。
最初からレイアウトを考えてしまうと、制作が進むとともに、写真のページを変えたくなったり、ページが足りなくなったりします。
防止する方法としては、採用する写真を決めた後にページ数を決め、写真をページごとに割り振ってからレイアウトを決めることをおすすめします。

ページ数の決め方は、大体1ページごとに4枚前後を目安にすると良いでしょう。

2つ目は気に入っている写真は大きめにすることです。
写真によって、大きさを考えられるので、全てを同じのサイズにするのではなく、変化を付けると見ていて飽きないレイアウトを作れます。

3つ目はイメージカットを取り入れることです。
例えば、ページに1枚だけメインの写真を掲載する場合は、それに関連する写真を差し込むことで、ストーリー性を感じさせられます。

4つ目は余白を意識することです。
文字を入れる際に写真と重ねるよりも、余白を作ってそこへ入れる方が良いです。
ただし、必須では無いので、写真を全体に掲載するレイアウトも検討できます。

5つ目は写真を時系列に並べることです。
もちろん、写真の並び方を決めるのは自由ですが、ページと時間の流れをリンクさせることがおすすめです。
例えば、前項で紹介したように季節や月ごとのカテゴリーでまとめる方法や、あえて文字でカテゴリー分けを明言せずに、イメージカットで季節性を感じる写真を使用すると、季節の流れを表現できます。

以上が、写真集でレイアウトを作るコツです。

□まとめ

今回は写真集の作成方法と、おしゃれなレイアウトを作成する方法を紹介しました。
写真集は芸術であり、自由な発想で作成すれば良いので、今回紹介した手法を必ずしも使う必要はありません。
しかし、参考にするだけで、クオリティーは大幅に上がるでしょう。
皆さんもぜひ、取り入れてみてはいかがでしょうか。