Wordで原稿を作成したい方へ!作り方のポイントをご紹介します!


Wordでの原稿の作り方はご存じですか。
実は、比較的容易に原稿用紙のレイアウトを利用できます。
また、紙にはない様々なメリットも存在します。

そこで今回は、Wordでの原稿用紙設定の方法とその際の注意点をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

□Wordで原稿を作る際の原稿用紙設定

まず、原稿用紙をWord上で表示させる方法を解説します。
必要な操作は以下の2つです。

・「レイアウト」タブの「原稿用紙設定」をクリック
・スタイルが「マス目付き原稿用紙」に、文字数×行数が「20×20」に、ページが「横」になっていることを確認して、「OK」をクリック

以上の操作だけで、Word上で原稿用紙を利用する準備が完了します。
なお、既に入力した文を原稿用紙上に表示させることも可能です。
文字を再び打つ必要はないため覚えておくと良いでしょう。

次に、いくつかの機能をご紹介します。
まず、「ページ数の入れ方」を解説します。
必要な操作は以下の通りです。

・「レイアウト」の「原稿用紙設定」をクリック
・「フッターのプルダウンメニュー」から「ページ」を、配置「右」を選択
・「OK」をクリック

この設定のメリットは、印刷する際に何ページ目か混同しなくなる点です。
ページ数はページの右下に表示されます。
なお、「フッター」を選択せずに「ヘッダー」を選択すれば、画面の上にページを表示させられます。
印刷してまとめる場合は、原稿用紙の綴じ方を想定して、上と下のどちらにページ数を表示させるか考えると良いでしょう。

また、プルダウンメニューの操作では、表示させる情報にバリエーションを持たせることができます。
ここでの操作次第では、「日付」や「作成者」も表示させることができます。
必要に応じて操作すると良いでしょう。

次に、罫線の色を変更させる方法を解説します。
必要となる操作は以下の3つです。

・「レイアウト」タブの「原稿用紙設定」をクリック
・「罫線の色」の「好きな色」を選択
・「OK」をクリック

Wordで原稿用紙を作るメリットの1つとして、このようにデザインを変えられる点があります。
創作などにWordの原稿用紙を使う場合、デザインを自由に決められることはモチベーションにもつながります。

続いて、「文字数を変更する方法」を解説します。
必要な操作は以下の3つです。

・「レイアウト」の「原稿用紙設定」をクリック
・「文字数×行数」から「好きな文字数」を選択
・「OK」をクリック

この設定では、原稿用紙1枚当たりの文字数を20×20の400文字か、20×10の200文字から選べます。
ただし、これ以外の文字数を選択することはできないため、注意しましょう。

最後に、「縦書きから横書きに変更する方法」を解説します。
必要な操作は以下の通りです。

・「レイアウト」の「原稿用紙設定」をクリック
・「印刷の向き」の「横」を選択
・「OK」をクリック

デフォルトでは縦書きに設定されています。
Wordを使用すれば比較的簡単に、横書きに変更できます。

以上が、Wordでできる原稿用紙設定です。
操作に共通点があり、操作もそれほど複雑でないことがお分かりいただけると思います。

□Wordで原稿作成をするための4つのポイント

1つ目は、用紙設定です。
ここでは、「本のサイズ」に設定すると良いです。
B6サイズをB5サイズ2枚分にしたり、A5サイズをA4サイズ2枚分にしたりしないように注意します。

2つ目は、フォントです。
フォントは自分好みに設定できますが、「MSゴシック」や「MS明朝」を使用することで文字化けや置換が発生する可能性を低くできます。

一方で、最初から使用したいフォントがある場合は、事前に文字化けの発生の有無といったことを調べておきましょう。
また、きっちりした文章を作成するときは「MSP」を使用しないといった、文章のイメージに文字を合わせることも大切です。

3つ目は、余白の設定です。
十分な余白を取ることで、見やすい原稿となります。
余白の大きさは好みですが、左右の余白はそろえると良いでしょう。

4つ目は、保存方法です。
原稿を保存する際は、いくつかのファイルに保存することが大切です。
ファイル分けは、原稿の枚数や構成で分けると良いでしょう。
こうすることのメリットは、文字の修正や文章の調整がしやすくなることです。

また、写真を挿入するとデータ容量の関係でデータ自体が消えてしまうことがあります。
そのようなことへの対策として、リスク分散の観点から見ても、いくつかのファイルに分けることは効果的です。

以上が、Wordで原稿作成を行う際のポイントです。
「原稿を作っている」という意識と、「文章の変更のしやすさ」という観点を持つことが大切です。

□まとめ

今回は、Wordで原稿を作成するためのポイントをご紹介しました。
Word上で原稿を作成することには、紙にはないメリットが沢山あります。
また、操作もあまり複雑ではなく、簡単に設定やデザインを変更できるのもポイントです。
この記事がWordで原稿作成する際の一助になれば幸いです。