ワードで原稿用紙を作成するには?読みやすい原稿のポイントについても解説!


ワードでの原稿作成でお困りの方はいらっしゃいませんか。
今回は、ワードの原稿用紙を好みにカスタマイズする方法や読みやすい原稿を作成する際のポイント、ワードでそのまま印刷できない理由をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

□ワードの原稿用紙を好みにカスタマイズする方法とは

ここではワードで原稿用紙を好みにカスタマイズする方法について4つご紹介します。

1つ目は、罫線の色を変えることです。
ワードで原稿用紙を作成する際の魅力の1つに、自分だけのオリジナルデザインを作成できることがあります。
色については、ウィンドウ内の「罫線の色」から簡単に変更できます。
こちらは以下にご紹介する3段階の方法で完了します。

まずは「レイアウト」タブにある「原稿用紙設定」をクリックしましょう。
続いて、枠線の色をクリックし、お好きな色を選びます。
最後に「OK」をクリックすれば完了です。

これで自分好みの罫線を引けました。
好みの色のオリジナル原稿用紙を使用できるため、何かを作る際のモチベーションになるかもしれませんね。

2つ目は、縦書きや横書きを変更することです。
紙の原稿用紙を使用する際は、あらかじめ縦書きか横書きかを選んでから買いますよね。
しかしワードを利用すれば、すでに文字を入力した状態でも、すぐに切り替えができます。
この点は、デジタルならではのメリットでしょう。

3つ目は、文字数を変えることです。
文字数も、400字詰めのタイプと、200字詰めのタイプから選択できます。
これも1つ目と同様に、操作は3段階で完了します。

まずは「レイアウト」タブにある「原稿用紙設定」をクリックしましょう。
続いて「文字数×行数」をクリックし、選択した文字数を選びます。
最後に「OK」をクリックすれば完了です。

200文字と400文字以外の文字数の原稿用紙を作成したい方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、その機能は、ワード2010以降に削除されてしまいました。
どうしても必要なら、罫線を自分で付け足す方法があります。

4つ目は、ページ数を入れることです。
これは紙の原稿用紙には存在しない機能の1つです。

ワードの原稿用紙には、自動的にページ数を入れる機能があります。
原稿用紙の枚数がかなり多くなる場合は、ページ数を入れることで、混同しなくなるためオススメです。
ページ番号の自動挿入も、ポップアップウィンドウから決まった項目を選択すれば簡単に設定可能です。

フッターの右下部分に自動でページ数を入れる方法は以下の3段階です。

まずは「レイアウト」タブにある「原稿用紙設定」をクリックしましょう。
続いてフッターのプルダウンメニューから「ページ」を、そして配置「右」を選択します。
最後に「OK」をクリックして完了です。

なお、フッターではなく、ヘッダーを選べば、画面の上部にページ数が入ります。
ページ数は大半の場合、右下に入れますが、クリップのとめ方など都合に応じて位置を変更しましょう。

□読みやすい原稿を作成する際のポイントとは

読みやすい原稿を作成する際のポイントは、正しいフォントを使うことです。
ワードでは、いろいろな種類のフォントが使えます。
種類がたくさんあり、中には、かなり変わったフォントや、オシャレなフォントがあります。

特に変わったフォントを使いたいという方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、あまりにも変わったものを使用すると、読みにくさを感じてしまう可能性があるため注意が必要です。

さらに、自分のワードソフトに対応するフォントでも、読み手のワードでは対応していない場合もあります。
対応していないフォントで書かれたものは、書体が違う形で表示されることがあります。
こういったトラブルを防ぐために、原稿を作成する際には、無難なフォントの使用がオススメです。

基本的に原稿を作成する際には、游ゴシックや游明朝のフォントを使用することが多いです。
さらに、英語で作成する際には、「Times New Roman」というフォントを良く使います。
これらのフォントは使用率が高いため、読みやすいでしょう。

□ワードでそのまま印刷できない理由とは

「自宅のパソコンで作成した文章データを会社のパソコンで閲覧するとレイアウトがおかしくなっていた。」というような経験はありませんか。
同じデータであっても、それを閲覧する環境が違えば、レイアウトが違うことがあります。
レイアウトが崩れる原因は、ワードやエクセル、パワーポイントなど全てに共通した性質にあります。

それは、「違う環境や設定で開けば、表示や印刷のされ方が変わる」というものです。
ここでは、パソコンの環境や設定のうち、印刷に影響する原因について紹介します。

原因の1つとして、OSが異なることがあります。
OSとは、パソコンを動かす一般的なシステムです。
同じWindowsにも8や10があるように、OSのバージョンによって分けられています。

文章を入力する際のMS明朝やMSゴシックといったフォントは、OSが管理しています。
OSの種類によって、標準搭載しているフォントはいろいろあります。
そのため、OSが異なるパソコンでは、保有しているフォントの数や内容が異なります。

また、搭載しているフォントや接続しているプリンターの種類・設定が原因の場合もあるので知っておいてください。

□まとめ

今回は、ワードの原稿用紙を好みにカスタマイズする方法や読みやすい原稿を作成する際のポイント、ワードでそのまま印刷できない理由について解説しました。
原稿を印刷する際は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。