小説を自費出版したい方に向け方法と向いている方の特徴をご紹介


自分の小説を出版するにあたり、自費出版を検討されている方はいませんか。

しかし自費出版をしたことの無い方にとって、自費出版はとっつきにくいものかもしれません。
そこで今回は小説を自費出版したい方に向け、方法と自費出版が向いている人の特徴を紹介します。

□小説を出版する方法には何がある?

*自費出版

小説を出版する方法の1つ目は、自費出版です。
費用を出すのは小説の著者ですが、企画立案から原稿執筆まで著者が行います。
お金を出す分、著者の意向を最優先できるのが自費出版のメリットです。

自費出版をする場合、さらに出版社に頼む方法と印刷会社に依頼する方法の2パターンがあります。

出版社を利用する場合、出版社によっては、編集者からのアドバイスを受け、原稿をブラッシュアップすることも可能です。
書店流通網の有無やプロモーション体制は出版社によって差が出るので注意しましょう。

印刷会社に依頼する場合、制作費用を安くできるというメリットがあります。

ただし、基本的に編集作業を自分で担当する必要があります。

*商業出版

小説を出版する方法の2つ目は、商業出版です。
こちらの方法では出版社が出版にかかる費用を出し、出版社の営利目的で企画されます。

そのため出版社側から著者候補者にオファーを出す流れが一般的で、ある程度実績がある著者でないと声がかかりません。
小説に関する実績がない著者が商業出版を狙う場合、出版社に原稿を持ち込む方法か、出版社が主催している新人賞に応募する方法がおすすめです。
最初に自費出版を行い、その実績で次回作を商業出版としてオファーされるケースもあります。

また、執筆を進める中でも、出版社の意向が著者の意向よりも優先される傾向にあります。

しかしもちろんメリットもあり、書店でよく目に入る有名作家の小説は商業出版で出版されていることがほとんどで、また印税が著者の収入になります。

以上が出版の2つの方法です。
まだ実績のない新人小説家が1作目を出版する場合、

・出版社の新人賞で商業出版を狙う
・自費出版で出版する

という2パターンが主流と言えるでしょう。
スムーズに出版がしたい方や、自分の意向に沿った小説を出版したい方は、自費出版がおすすめです。

□小説の自費出版について

次に小説を自費出版すると、どのような流れ・扱いになるのか簡単に説明します。

小説を自費出版する場合、自費出版の中でも「個人出版」という扱いになります。
印刷や製本は印刷会社もしくは出版社に任せることになりますが、これらの費用は自分で負担する必要があります。

出版までには以下の手順があります。

・執筆
・編集
・校正
・図書コードの取得
・印刷
・製本
・出版

もちろんなるべく上記の手順を自分で行うことで、費用を抑えることができます。

しかし小説を出版する場合、印刷や製本などの部分は業者の力をおすすめします。
想定通りに出版まで進まなかったり、クオリティの問題があったりするためです。

□自費出版がおすすめな人について

最後に自費出版と商業出版のうち、自費出版がおすすめな人の特徴について紹介します。

*個性的な小説や尖った小説を執筆している人

個性の強い作品や尖った作品は、それが世間に受けて収益化できるかどうかは賭けになります。
そのため商業出版をしようと思っても、新人賞が通らなかったり、出版社に受け入れてもらえなかったりする可能性があります。

そのような小説の著者の方は、一度自費出版を検討してみることをおすすめします。
「自費出版では話題にならず、本に気づいてもらえないのではないか」と考えている方もいるかもしれませんが、実は自費出版から有名になった作品は、「自費出版」に焦点が当たらないだけで、かなりの数が存在します。

自費出版で注目を集め、商業出版になったケースも存在しますので、

・自分の小説の面白さに自信のある方
・新人賞と自分の小説の相性が悪いと感じる方
・自分の小説を絶対に世に出したい方
・出版することで自分の小説に対する世間の反応を確認したい方
・自分の実力の腕試しがしたい方

は、自費出版がおすすめと言えます。

*新人賞に応募しているが手ごたえがない人

商業デビューを目指し、新人賞に何度も自分の小説を応募している方も多いでしょう。
編集者の目にとまれば、受賞できなかったとしてもデビューできる可能性があります。

しかし、新人賞の応募に手ごたえを感じない方は、一度新人賞から離れ、自費出版を検討することをおすすめします。
先ほども紹介した通り、新人賞の受賞だけが小説家になる道ではありません。
出版社を介さず、自費出版で小説を出版し、世間の人に読んでもらう方法もあることを頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

□まとめ

今回は小説を自費出版したい方に向け、方法と自費出版が向いている人の特徴を紹介しました。
自費出版か商業出版、どちらが向いているかは人によって変わりますので、この記事を参考にして検討していただけると幸いです。

もし小説の自費出版を検討されている方がいましたら、ぜひ当社に冊子印刷をお任せください。