イラストレーターで原稿を作成する際の注意点とは?


「イラストレーターで原稿を作成したいが何に注意すべきかわからない」
このようにお悩みの方は多いでしょう。
初めての方がイラストレーターで原稿を作成するのは非常にハードルが高いです。
そこで、この記事では原稿を作成する際の注意点やチェックポイントを詳しく解説しますのでぜひ参考にしてください。

□イラストレーターで原稿を作成する際の注意点とは?

ここではイラストレーターで原稿を作成する際に注意すべきことを解説します。

まずは、初期設定からです。
イラストレーターでの入稿する際は、トリムマークを作成するようにしてください。
トリムマークがないとデータ不備になって印刷作業に進めない恐れがあるからです。

トリムマークはトンボとも呼ばれ、印刷位置や断裁位置を明確にするために必須になる目印です。
トリムマークの内トンボと外トンボの間隔は3ミリメートルです。

また、カラーモードはCMYK形式がオススメです。
カラーモードがRGBカラーの場合、仕上がりと画面上の色味が変化してしまうケースが多くあります。

CMYKカラーとは、インキの三原色であるシアンとマゼンタ、イエローを使った色です。
これらは混ぜれば混ぜるほど色が暗くなり、黒色に近づいていくため減法混色と言われています。
黒色に近づきますが正確な黒色を再現できないため、独立した黒のインキを使用します。

RGBカラーとは、光の三原色である赤と緑、青から構成される色のことです。
PCのモニターやデジカメなどはこのカラーリングで表現されています。
これらは混ぜれば混ぜるほど白に近づいていくため、加法混色と言われています。

CMYKカラーはRGBよりも表現できる色の範囲が狭いのです。
そのため、RGBからCMYKへ変換すると、暗く見える現象が起こります。

PC画面上の色と実際の印刷物と色味が異なることがありますので、キャリブレーション作業を行っていただくと安心でしょう。

次は、作成時の注意点です。
モノクロ印刷をお考えの方は、カラーは黒のみで作成するようにしてください。
モノクロ印刷の設定であるのにデータにカラーが入っていると、データ不備となって印刷のステップに進めない恐れがあります。
データの修正と再入稿には時間がかかってしまいますので注意してください。

たとえモノクロのように見えていても、CMYカラーで作成されていることがあります。
見た目だけで判断するのではなく、データに使用されているカラーの数値を確認しましょう。

また、画像の配置方法にも注意しましょう。
結論から申し上げますと、画像配置は埋め込み画像がオススメです。
画像の埋め込みとは、イラストレーター上に配置した画像データをイラストレーターファイル内に埋め込んでしまうことです。

画像を埋め込むとファイルの容量は大きくなってしまいますが、ファイルと画像が一体化するためリンク切れのようなトラブルを未然に防げます。

フォントのアウトライン化の方法も注意が必要です。
使用されたフォントは全てアウトライン化してから別名で保存するようにしましょう。
アウトライン化とは、フォントをパスで構成されたオブジェクトに変換することです。
こうすることによって、フォントの情報が破棄され文字が図形化されるのです。

つまり、Aというフォントを使用して作成したデータを、AというフォントがインストールされていないPCで開いても文字の形が変わってしまうのを防いでくれます。
ただ、一度アウトライン化したフォントは元に戻せないため、必ず別名保存しておいて、手元にアウトライン化前のデータを残しておくようにしましょう。

また、塗り足しと文字切れにも注意しましょう。
塗り足しとは、背景を仕上がりサイズよりも3ミリメートル大きく作成することです。
背景色は仕上がり線よりも外にはみ出るように、3ミリメートル以上大きく作成するようにしてください。

切れてはいけないオブジェクトや文字などは、仕上がり線よりも3ミリメートル以上内側に配置するようにしましょう。

イラストレーターで原稿を作成する際のチェックポイントとは?

*長すぎるファイル名や記号を使用しない

ファイル名が長すぎたり、「/」「?」などの記号が使用されていたりすると、画像のリンクが外れてしまうトラブルにつながります。
そのため、ファイル名は出来る限りシンプルで短くして、記号を使わないようにしましょう。

*線幅を細くしすぎない

線幅が細すぎると、印刷時に見えなくなってしまうことがあります。
また、色が塗り設定のみで線幅が0ptの線は画面やプリンタでは見えていても、オフセット印刷ではほとんど出力されないので注意してください。

□まとめ

イラストレーターで原稿を作成する際の注意点やチェックポイントを解説しました。
トリムマークやカラーモード、塗り足しや文字切れなど、注意するべきポイントはたくさんあります。
初めて原稿をイラストレーターで作成するという方は、ぜひ今回の内容を参考にしながら進めていってくださいね。