わかりやすいセミナー資料を作るには?作り方のポイントを解説します


セミナーを成功させるためには、セミナーの内容やトークスキルに加えてセミナー資料も重要になります。
ここでは、セミナー資料を作る際のアウトラインの作成が重要な理由、作成手順、わかりやすい資料を作るポイントについてご紹介します。

これからセミナー資料を作ろうとお考えの方は、ぜひご一読ください。

□セミナー資料を作るにはアウトラインの作成が重要

セミナー資料を作る際にアウトラインが作成されていないと、伝えたい事の優先順位がわからなくなったり、見栄えが悪くなってしまったりといった問題が発生しがちです。
そのため、資料を作り始める前に、どうすれば分かりやすく伝えられるのかストーリーを考えましょう。

一言で資料づくりといっても、どの資料も全く同じように作れば良いというわけではありません。
起承転結で作成する方法もあれば、最初に結論を示して理由付けしていく方法もありますが、特にセミナーの場合は問題提起から解決策・具体策、結論に繋げていくのがおすすめです。

セミナーでは最初に結論を示してしまうと、飽きてしまいモチベーションの低下に繋がる恐れがあります。
そのため、問題提起後にケーススタディの例を出し、参加者と一緒に考え、解決策・具体策を導いていくというスタイルにするのも良いでしょう。

先程、どの資料も全く同じように作るべきではないと述べましたが、どんなアウトラインでも資料を見た相手が理解しやすいように作成する必要があることは共通といえます。
特に、セミナーでは、資料がわかりにくいと参加者も不安になってしまいます。
このような事態を避けるために、アウトラインの作成が必要となります。

アウトラインの組み立てとは資料の骨組みを作る作業のことで、資料全体が整理されるため、伝えたいことの優先順位も明確になります。
このアウトラインさえしっかりしていれば、資料作成の効率も良くなり、時間短縮にも繋がります。

アウトラインを作成するメリットとしては、以下が挙げられます。

・資料で伝えたいことの整理整頓ができ、よりわかりやすい資料になる
・文章の修正が減り、作業時間が短縮できる

□セミナー資料の作成手順について

セミナー資料の作成時は、以下の手順に沿って決めると良いでしょう。

*1.プロフィールやイントロダクション

セミナー資料ではプロフィールが重要となるため、最低限、名前や写真、経歴、実績などは記載しましょう。
イントロダクションはセミナーの導入部分となるため、どのようなことを伝えていくのか、そして参加者はセミナー終了後にどのような変化を得られるのかも併せて伝えましょう。

*2.問題や悩みの原因の明確化と解決策

参加者の抱えている問題や悩みの原因を明確にし、それに対する具体的な解決策を提示してください。
自己紹介で参加者の興味関心を引きつけたのに、ここで「やっぱり違うな」と思われては成果に繋がりません。

参加者に引き続き興味関心を持ってもらえるように、工夫して伝えましょう。

*3.スキルやノウハウの説明、根拠や証拠となる画像の提示

スキルやノウハウを説明する際は、参加者に伝わりやすいよう以下のようなステップ形式で伝えていきましょう。

・まず最初にやること
・その次にやること
・最後にやること

また、スキルやノウハウを説明する際に根拠や証拠となるデータや画像があれば、より納得感があり、信頼につながります。
データや画像を使用する際は、参照元も忘れずに示すようにしてください。

*4.まとめ

まとめとは、最後にセミナーの内容を簡潔にまとめた資料のことです。
まとめを作ることによって参加者の頭の中も整理され、課題や今やるべきことが明確になります。

□わかりやすい資料を作るポイントについて

ここまではセミナー資料の作成方法について解説しましたが、より見やすくてわかりやすい資料を作るためのポイントをご紹介します。

1つ目のポイントは、セミナー参加者の立場に立つことです。
セミナーの参加者の立場に立つとは、参加者が普段使用しないような難しい言葉や表現を避けるべきということです。

セミナーで難しい表現や専門用語を使うこともあるかと思いますが、あまりにも難しい言葉や表現は参加者を困らせ、セミナーへの興味が薄れてしまう可能性があります。
また、本当に伝えたいことが伝わらない可能性もあるため、なるべくどんな人でもわかるような言葉で伝えるように工夫すると良いでしょう。

2つ目のポイントは、伝えたいことを絞ることです。
セミナーで使用する資料やスライドには多くの情報を入れないように注意しましょう。

資料やスライドの情報が多いと、遠くの席に座っている参加者から見えなかったり、読むことに必死になってしまったりする可能性があります。
そのため、何を伝えたいのか目的をハッキリさせることが重要になります。

3つ目のポイントは、わかりやすいデザインにすることです。
デザインが微妙だと、なんとなく信用してもらえないのではと心配になってしまう方もいらっしゃるでしょう。

しかし、デザインを頑張りすぎた結果、ごちゃごちゃした資料やスライドになってしまうと、反対に見にくくなってしまいます。
デザインを考える際は、以下の2点に気をつけましょう。

・メリハリをつける
・色を2色に絞る

□まとめ

資料に決まった作り方はありませんが、わかりにくかったり、見にくかったりすると参加者に伝わっていなかったり、興味関心が薄れてしまったりする可能性があります。
そのため、この記事でご紹介したいくつかのポイントを押さえた上で、資料作りを行いましょう。