プログラムの原稿はどう作る?作成手順を紹介します


発表会や学会、スポーツ大会と、プログラムが必要な場面はたくさんあります。
誰が見ても分かりやすいプログラムの原稿はどのように書けば良いのでしょうか。

今回は、プログラムの原稿の作成手順やどのようなスタイルがあるのかをご紹介します。
プログラム作成でお困りの方、プログラムの原稿作成の予定がある方は要チェックです。

□プログラムの原稿を作成する手順を紹介

*原稿に書く内容を考える

原稿の文章を書き出す前に、どんな内容や情報を載せたいか考えましょう。
必要事項の他にも、見た人が楽しみになるような情報を掲載すると良いでしょう。

箇条書きで考えるのも良いですが、アイデアに行き詰まったら、アイデアマップを作ったり、出したアイデアをグループ化したり、1つのアイデアから連想していったりしてアイデアをたくさん出しましょう。
この段階では、思いつくアイデアはどんどん書き出していきましょう。

*アイデアを絞る

先ほどの段階で書き出したアイデアの中から、どれをプログラムに掲載するか、アイデアを絞りましょう。
どのアイデアを採用するか絞る時には、参加者の様子や大会・発表会の雰囲気、コンセプト、理念などを考慮しましょう。

最初に、開催される会のコンセプトや理念を確認しましょう。
カジュアルな会なのか、学会のようにまじめな会なのかも確認が必要です。

メインで書く内容が決まったら、空いているスペースをどう活用するか考えましょう。
プログラムは、当日読まれるというよりも、当日までに目を通す人がほとんどです。
持ってくると良いものや、メンバーのイラスト、予備知識などを書いておくと充実したプログラムになるでしょう。

*色と文字の書式を決める

紙、文字に使う色を決めましょう。
明るく元気な印象がある暖色、落ち着いていてクールな印象がある寒色、大人っぽさや真面目な印象になる黒白グレー、色によってイベントのイメージがつかみやすくなります。

和風なイベントであれば日本古来の色、ピアノの発表会であればピアノに合わせて黒白のように、テーマから配色を決めると良いでしょう。

また、綴じる位置やページ数を把握するためにレイアウトを決めましょう。
縦書きか横書きか、文字の大きさ、フォントを決めましょう。
文字の大きさやフォントは見やすさを意識すると良いです。

縦書きは、和の雰囲気があるイベントや載せる言葉に重みを持たせたい時におすすめですが、英文を書きたい場合には不向きです。
さらに、同じ段落で長々と文章が続くと読みづらいため、段落分けにも気をつけましょう。

横書きは、カジュアルなイベントや算用数字・英文を用いる場合におすすめです。
縦書きとは異なり、改行やスペースが多用されていても違和感がないのも良いポイントです。

□内容と構成を考えるステップが重要です

原稿を作る時に、掲載する内容と構成を考えるステップが重要です。

プログラムの役割は、どのようにイベントが進められるのかを誰が見てもわかるように示すことです。
学会や発表会では、誰が何を発表するのかの紹介を手短に載せる必要もあります。

しかし、進行と紹介だけだとページは埋まりませんから、必要事項以外に何を載せるかが重要です。
ページ数が既に決まっている場合は、必要事項を載せた上で、あとどれぐらいページが残っているかを確認してから、空いたスペースに何を載せるか考えましょう。
何を載せるか決めた上で、どの順番で載せるか検討する、このようにして構成を考えるのがおすすめです。

□プログラムのスタイルには何がある?種類を紹介

プログラムのスタイルは、冊子スタイルと折りたたみスタイルの大きく分けて2種類があります。

*冊子スタイルのプログラム

本のように綴じられている冊子スタイルは、本と同様にページをめくって読み進められるのが特徴です。
見開きで1つの情報を示せて、デザイン次第でインパクトのあるページにもできます。
プログラムを読む人の目を引くデザインやイラストを希望しているのであれば冊子スタイルがおすすめです。

しかし、冊子スタイルはページをめくらないと必要な情報や求めている情報にたどり着かないという欠点があります。
ピアノの発表会のような、わずかな音でも気になってしまう場所では、紙をめくる音が気になるという人も出てくるでしょう。

また、冊子スタイルは、折りたたみスタイルとは異なり、コンパクトにできないため、頻繁な持ち運びには向いていません。

*折りたたみスタイルのプログラム

テーマパークでよく見かける折りたたみスタイルは、大きな紙を折りたたんでいるため、開いて見ることで、求めている情報を探しやすいという特徴があります。
載せられている情報が多い場合には、とても便利です。
また、掲載内容の種類が多い場合にもおすすめです。

そして、コンパクトに折りたたまれているというのも扱いやすく便利です。

しかし、折りたたみスタイルはいちいち折られている部分を開かないと情報が探せないという欠点があります。

□まとめ

今回は、プログラムの原稿の作成手順やどのようなスタイルがあるのかをご紹介しました。

原稿を書く前に掲載する内容のアイデアをたくさん出しておくと、構成を考える時に考えやすくなります。
プログラムのスタイルは、冊子と折りたたみではどちらにもメリットとデメリットがあります。
時と場合に合わせて十分に検討するようにしましょう。


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