書籍を書いてみたい方へ自費出版について紹介します


本屋で多く見かける書籍は、その多くが出版社による書籍です。
中には、出版社を介さずに出版する自費出版というものがあります。
自費出版の書籍を取り扱っている本屋は少ないため、なかなか目にする機会がありませんが、「自費出版」と聞いただけで、なんとなく膨大な費用がかかるイメージがある方が多いのではないでしょうか。

今回は、そんなあまり知られていない自費出版について、メリットや出版するまでの流れをご紹介します。
書籍の自費出版を考えている方は、要チェックです。

□書籍の出版方法は?4つの形態を紹介

書籍の出版方法は、代表的な方法が4つあります。
大きな違いは、お金の動きと権利を誰が持っているかです。

*商業出版

本屋で見かける書籍のほとんどがこの商業出版です。
出版にかかる費用はすべて出版社がまかない、編集や校閲の手が加わり、出版社のものとして出版されます。
したがって、この場合、著作権は著作者にありますが、それ以外の権利は出版社が持っています。

出版にかかる費用は出版社が負い、著作者に印税5~10%を支払います。
書籍をどこでどのように売るかは出版社の自由です。

*自費出版

著作者が出版したいものを必ず出版できるのが自費出版です。

しかし、出版にかかる費用はすべて著作者が自身で負担しなくてはなりません。
他にも、編集や校閲を希望する場合には外注する必要があります。
表紙のデザインやレイアウト、宣伝などを出版社に手伝ってもらいたい場合には、出版社にその分の費用を支払わなくてはなりません。

費用も権利もすべて著作者次第なのが自費出版です。

*共同出版

これまでに説明した商業出版と自費出版の間のような出版方法が、共同出版です。

商業出版は、出版されるかどうかが出版社次第ですが、共同出版は商業出版ほどハードルは高くありません。
その分、出版にかかる費用を部分的に支払う必要があります。

契約としては、市場に流通させることが組み込まれている場合がほとんどで、費用を互いにどれだけ負担するかは決まっていません。

*自己出版

自費出版と少し似ており、自主出版やセルフパブリッシングとも呼ばれます。
出版社を介さないため、編集やデザイン、校閲や宣伝などすべての工程を自分で行う必要があります。

しかし、出版までのハードルが低く、比較的低価格で出版できるため、近年増加傾向にある出版形態です。

□書籍を自費出版するメリットを紹介

・誰でも出版できる

商業出版は、ほとんどの場合が出版社からの執筆依頼、もしくは出版社の目に留まった場合に出版できます。
小説や漫画は新人賞への応募、写真やイラストのSNS投稿といった出版社の目に留まる工夫を凝らして活動している人が多いです。
その中から、商業出版で出版できる人はほんのわずかです。

対して自費出版は、自分で費用を出せば出版できます。
つまり、誰でも出版できるのです。

・書きたいことを書きたいように書ける

商業出版は、編集・校閲が入るため、出版までに読む人が自費出版に比べて多いです。
自分ではすごく良いものと思っていても、編集の段階で却下されてしまうのは珍しくありません。
思い通りに書けない、求められているものと書きたいものが違う、といったストレスを抱える作家はたくさんいます。

対して自費出版は、自分の書きたい内容を書きたいように書けます。
簡易的な校閲はありますが、内容にまで言及することはほとんどありません。
したがって、自分の伝えたいことを自分の言葉で伝えられるのが魅力の1つです。

・名刺代わりの1冊を自分の手で作れる

出版する書籍は、その人自身の名刺代わりになります。
小説以外にも、専門的な本や自分の意見を述べた本は特に自分の内面が現れているため、自分を知ってもらうものになり得るのです。

名刺を差し出されると、きちんと仕事をする責任感のある方と感じて一緒に仕事をしたいと感じるでしょう。
それと同じように、書籍を見てこの人と何か作りたいと考える人もいるでしょう。
信頼してもらうためのツールとして、とても役立つものだと考えられます。

・納得いくまで書き直せる

商業出版は、出版社とのやり取りも重要な仕事です。
出版社は、いつまでに最終原稿を印刷所に持っていき、いつ発売するというスケジュールを厳密に決めている場合がほとんどです。
つまり、締め切りがあり、100%自分の納得がいくものができない可能性があります。

しかし、自費出版は、すべて自分次第ですから、締め切りは存在しません。
自分が納得できるまで書き直せます。

・理想の書籍を実現できる

自費出版は、すべて自分次第です。
商業出版は、紙質や表紙のデザイン、レイアウトなどの内容に関係ない部分は、著作者はほとんど介入できず、決定権は出版社にあります。

しかし、自費出版は、裁量が大きいので自分で細かい部分まで決められます。

□自費出版で書籍を出す流れを解説

自費出版の大まかな流れをご紹介します。

原稿作成、挿入するイラストや写真、図を用意して、出版社と契約します。
内容以外の部分を決め、校正してもらいます。
印刷して製本したら市場に流通させます。
宣伝まで自分で行うのが自費出版の流れです。

□まとめ

今回は、自費出版のメリット、自費出版の大まかな流れをご紹介しました。
自費出版は、商業出版と異なり、自分でやらなければならないことが多く、費用もかかりますが、自分の希望通りの書籍を出版できます。

書籍の出版を検討している方は、ぜひ自費出版を検討されてはいかがでしょうか。


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