社内マニュアルの種類を解説。作る前に違いを理解しておこう


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会社内にはいろいろなマニュアルがありますよね。

もし、あなたがマニュアルの作成を任された場合、そのマニュアルはどういった構成で、どういった内容を記載すべきか、把握できていますか?

マニュアルの目的が分かっていないと、不要な情報ばかりを載せてしまったり、情報が不足してしまうおそれがあります。

今回は、社内マニュアルの種類と、それらの役割についてご説明したいと思います。

■社内マニュアルの種類と役割

(1)行動規範マニュアル

こちらは、企業の基本理念や方針に基づき作られます。「何のために利益を得るのか」「どのように社会に貢献するのか」「社員一人ひとりはどういったことを意識して行動すべきか」など、哲学的な内容になっている場合が多いです。

組織の意思統一を図るうえで重要なマニュアルになりますが、頻繁に変更があるものでもありませんし、一般の社員がこちらの作成業務を任される場合はほとんどないでしょう。

(2)業務マニュアル

業務マニュアルは、業務を円滑に進めるための仕組みづくりのために作られます。

各部署の各業務に関して、仕事の進め方やノウハウに焦点を当てた文書になります。

組織体制や業務フロー、各業務における判断基準など、業務を行ううえで知っておくべき内容を折り込みます。

品質管理や生産性の向上において、社員の業務マニュアルの理解度や運用体制が肝になってきます。

(3)操作マニュアル

機器の使用方法や、ソフトウェアの導入手順など、操作方法を記載したマニュアルです。

機器やソフトウェアの開発関係者が作成します。商品の取扱説明書のように、初めてそれを使用する人でもわかりやすい内容にする必要があります。

また、外部から導入した機器やソフトウェアを使用する場合、もともとのマニュアルを社内業務に適した内容に文書化する場合もあります。

(4)教育用マニュアル

新入社員の教育研修等に用いられるマニュアルです。

基本業務だけでなく、社会人マナーに関するものなども含まれます。

おもに人事部の担当者が作成します。新入社員は業界に関するそもそもの知識が乏しかったりするので、噛み砕いた説明や用語の説明が必要となってきます。

-まとめ-

いかがでしたか?

今回は、おもな社内マニュアルの種類とそれぞれの役割についてご説明しました。

マニュアルの作成を担当することになった場合、そのマニュアルはどこまでの情報をどのような構成で記載すべきなのかをきちんと理解したうえで、情報の過不足がないよう作成に取り組みましょう。