InDesignを使う際に知っておきたい用語と意味


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インデザインはとても便利なソフトです。
なぜなら、本・冊子、雑誌、ポートフォリオ、フライヤー、プレゼン資料、企画書を作ることができるからです。

イラストレーターをご存知の方がいるかもしれませんが、実は、イラストレーターでできることはたいていインデザインで作ることができるのです。
インデザインは、文字やページ数が多いものに特化していて、簡単にページレイアウトができるので、多くの人が利用しています。

今回は、インデザインを初めて使う方のためにインデザインで使われる用語を解説したいと思います。
インターネットや参考書を見る際に困らないようにするための解説ですので、初心者の方向けです。

新規ドキュメントを開く際には二通りの作成方法が選択できます。

【マージン・段組】

ポスターや広告など、自由度の高いレイアウトをするときに適した作成方法です。

【レイアウトグリッド】

書籍・雑誌など決められたフォーマットで複数のページを作成する際に適した方法です。
特に文庫本など、文字中心の書籍を作成するときに使います。

さて、実際にインデザインを使っていく際に使う用語の解説に入りましょう。

【グリッド】

見やすい構成にするために、文章や画像、余白などの境界線を格子状の線に合わせること。
グリッドに沿ってデザインすることで、スッキリとした構成にできます。

【行と段組】

グリッドを構成するものの一つで、行文字数・行数・段数・段間から成り立っています。
これらを調整することによって、グリッドのレイアウトが決まります。

【版面】

文章や画像を配置する範囲のことで、言い換えれば、余白以外の部分です。

【マージン】

用紙の端から版面までのところで、ワードでいえば、余白に相当するところです。
天・地・ノド・小口があり、それぞれ天は上部分、地は外部分、ノドは見開き内部分、小口は外側部分です(右側綴じの場合)。
制作するときは、マージンを良く考えてから取り組むことが大切です。

なぜなら、ノドの余白が少ないと開いたときに全部見えないといったトラブルが出てくるからです。
製本された時をイメージして設定しましょう。

【歯・H】

行間サイズを表す単位の一つです。

【級・Q】

文字サイズを表す単位の一つです。

【裁ち落とし】

実際のものができあがるサイズよりもマージンを約3mm大きくとり、断裁する部分です。
インデザインは聞き慣れない用語が多数使われており、使い慣れるまでが少し大変ですが、慣れると非常に便利なソフトです。
使い慣れていないからと言って敬遠してしまうのは少しもったいない気がします。
試す機会がある方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。