書籍、フィロソフィブック、俳句集、詩集、歌集、小説本の原稿を作る際のポイントをご紹介します。


書籍、フィロソフィブック、俳句集、詩集、歌集、小説本の原稿の作成にお困りの方はいらっしゃいませんか。
書き溜めた物はあるが、冊子にできていない、何から手をつければ良いのかわからない、そんなお悩みを解決します。

この記事を参考に、冊子づくりに挑戦してみてください。

□書籍、フィロソフィブック、俳句集、詩集、歌集、小説本の原稿作成のポイント

 

それでは、これらの文章を冊子にするにあたり、どの様な原稿にしていけば良いのかご説明します。
これらの種類の原稿は主に3つのポイントを押さえると良いでしょう。

1つ目は、レイアウトです。
レイアウトは、用紙サイズ、綴じ方、余白などによって決まります。

まずは、用紙サイズを決めましょう。
一般的には、これらの冊子は、比較的小さな印刷物になることが多いです。
具体的には、書籍、俳句集、詩集、歌集はA5サイズ、フィロソフィブックはA5、B5、B6、B7、小説本はB6サイズで、いずれも持ち運びやすいサイズ感といえます。

よって、これらの冊子づくりを検討されている方は、持ち運びやすさを意識した小さなサイズで、原稿を整えると良いでしょう。

次に、レイアウトを決める綴じ方についてご紹介します。
冊子を作る際には、無線綴じと中綴じの2種類があります。

無線綴じは、背表紙とページを接着剤でまとめる手法で、分厚い冊子でも対応できる手法です。
一方、中綴じはホッチキスを使用した綴じ方で、薄めの冊子を作る際には対応できますが、分厚い冊子は対応できません。

小説や書籍など文章量、ページ数が多い物は、無線綴じが良いでしょう。
俳句集、詩集、歌集、フィロソフィブックは、ページ数の程度によって、選択すると良いでしょう。

綴じ方が決まれが、余白量が決まってきます。

無線綴じは、背表紙をつけるため、両開きにした際に、真ん中部分がやや開けにくくなります。
そのため、文字がページの端から端までびっしり羅列してある場合は、中心部分が読めない可能性があります。
そうならないために、無線綴じを選択する際には、周辺3ミリ以上の余白を開けておきましょう。

特に、ページ数が増えれば増えるほど、中心部分は開けにくくなりますので、余白を十分にとる必要があるでしょう。
一方で、中綴じは背表紙がないため、読みにくくなる心配はありません。

また、こういった構造的な問題だけでなく、レイアウトにおいて余白は重要です。
詩集や歌集は余白を多くとり、1つ1つの作品をk際立たせられます。

既存の作品などを参考にしながら、オリジナルの余白の使い方をしてみてください。

原稿を作る際にポイント2つ目は、デザインです。
1つ目のポイントで、原稿の外郭は完成しました。
次は、実際に中身をどの様に作っていくかを検討しましょう。

デザインを決める際にポイントとなるのは、色、文字の方向、写真や挿絵です。
まずは、色についてみていきましょう。
原稿を作る際には、基調となる色を決めましょう。
書籍や小説本であれば、基本的にモノクロで作成されるため、特別なこだわりがない限り、悩む必要はないでしょう。

一方で、俳句集や詩集、歌集は色使いによって印象は大きく異なります。
原稿用紙自体に色をつけることもできますし、フォントに色を添えることもできます。
イラストを使用する場合には、さらに色の幅は広がります。
どの様な色を基調に作っていくのか、作品の世界観に合わせて決めていってください。

また、フィロソフィブックを作成する場合にも、色は重要なポイントになるでしょう。
フィロソフィブックは会社のビジョンやミッションを記載する物なので、どの様な色を基調にするかによって、会社が持つイメージが決まるといっても過言ではありません。

どういったイメージを大事にしたいかによって、色の選択を行うと良いでしょう。

次に、文字の方向です。
文字の方向は横向きと縦向きがあります。
作品は文字の方向によっても、ずいぶん印象が異なります。

従来であれば、詩集は縦書きの物ばかりでしたが、近年横書きの詩集も見かける様になりました。
こちらも、作品に合わせて選択していくと良いでしょう。

最後に、挿絵や写真についてご紹介しましょう。
印刷の観点から見ると、挿絵や写真は注意が必要です。
というのも、デジタル上で見える写真や挿絵は、印刷時と異なることがあるからです。
それは、印刷に使用する紙質やデジタルデータの解像度が影響しています。

イラストや写真を多用する場合には、解像度や印刷する紙なども考慮して使用する様にしましょう。

原稿を作る際のポイント3つ目は、ツールです。
書籍、フィロソフィブック、俳句集、詩集、歌集、小説本は、全て同じソフトウェアで作るわけではありません。

小説や書籍など文章が中心になる場合には、一般的なワープロソフトで作成できるでしょう。
一方で、イラストや写真を多用する場合には、ワープロソフトは不向きです。
画像加工ソフトやイラストソフトウェアが必要になります。

ご自身がイメージする作品を作るためにも、ソフトウェア選択は慎重に行いましょう。

 

□まとめ

 

以上、書籍、フィロソフィブック、俳句集、詩集、歌集、小説本の原稿を作成する際のポイントについてまとめました。
これらの作品は、ご自身の感性が出やすい物です。
是非、この記事を参考にしながらも、オリジナルの作品を仕上げてください。