カタログ作成のコツとは?作成の流れもご紹介します


カタログ作成をお考えの方で、作成をどのように進めれば良いのかお悩みの方はいらっしゃいませんか。
この記事ではカタログ作成のポイントや手順について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

□カタログの種類には何がある?

カタログの種類にはどんなものがあるのでしょうか。
ここでご紹介するのは「営業用カタログ」「業務販売用カタログ」「通販カタログ」の3つです。

まずは、営業用カタログです。
商談やセールスの場面で自社の商品を紹介する際に使用されます。
展示会やショールームで説明用に設置されていたり、配布されていたりすることもあります。

次は、業務販売用カタログです。
これは商品の流通過程で利用されるカタログです。
小売店が卸売業者に商品を発注するシーンをイメージしていただけると良いです。
一般消費財だけではなく、小さな部品から農作物の種、大型の設備まで幅広くカタログが利用されています。

最後は、通販カタログです。
これは通信販売で、顧客が商品をチョイスして購入するために利用されるカタログです。
一般の方はこれが最も馴染み深いのではないでしょうか。

□カタログ作成のポイントを解説します

カタログを作成する際は「目的と用途を明確にする」「ターゲットをはっきりさせる」「競合のカタログをリサーチする」「掲載する情報を整理する」の4つを意識するようにしましょう。

*目的と用途を明確にする

カタログを制作するときは、どのような目的があるのか、何に使用するのかを考えると良いでしょう。
カタログと一口に言っても、商品やサービスの紹介をしたり、自社のブランディングをしたり、展示会で配布したりするためなど、さまざまな目的があります。

目的によって内容が変わってきますので、大まかな方向性を決めるという意味でも、目的と用途を明確にすることは非常に大切です。

*ターゲットをはっきりさせる

カタログ作成で重要なのはターゲットを明確にすることです。
カタログの表紙のトーンはターゲットの属性によって変わってきます。
20代の女性をターゲットにするのであれば、誌面に起用するモデルや色使いなどを女性が好むものにするべきでしょう。
そうすることによって商品の魅力をよりアピールできるからです。

ターゲットを決めるときはペルソナを意識しましょう。
ペルソナとはマーケティングにおいてよく利用される概念で、サービスや商品の典型的なユーザー像のことです。
その人物が実在しているかのように、年齢や性別、居住地や職業、年収や趣味などリアリティのある詳細な情報を設定していきます。

こうするとよりターゲット像が明確になることがおわかりいただけるでしょう。

*競合のカタログをリサーチする

カタログを作成する際は、競合他社のカタログを取り寄せて誌面を分析しましょう。
新規顧客を獲得するためには、競合のカタログにはない魅力や独自性を出していくことが大切です。
他社との差別化を図って、顧客の興味を引く必要があります。

*掲載する情報を整理する

カタログ作成でよくある失敗が、たくさんの情報を詰め込みすぎたせいで非常にわかりにくくなってしまうことです。
あれもこれもと情報を詰め込んでしまうと、読者は一体何が言いたいのかわからなくなってしまいます。

カタログのページ数は制限されているので、掲載する情報を整理して、コンパクトに収めましょう。

□カタログ作成はどうやって進める?

ではカタログ作成はどのようにして進められるのでしょうか。

まずは、調査分析です。
競合他社はどのようなカタログを出しているのか、どのような顧客をターゲットにするべきかなどをまずは調査します。

市場で勝つためには、他社とは違う売りを明確にしなければなりません。
自社の強みや弱みを把握して、カタログ作成の準備を進めます。
また、先ほども申し上げたように、ターゲットも大切です。
同じ三十代でも、どのような趣味や思考を持っているのかは違うからです。

次は、企画立案です。
カタログ作成の初期段階では、コンセプトが大切です。
社内だけではなく、社外のスタッフにも伝わるわかりやすい言葉をチョイスすると良いでしょう。

ここでようやくカタログ作成が始まります。
カタログの構成を考えたり、ライティングをしたりしてカタログ作成が進みます。
案外文章は読まれてないのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、シニア層の方々はよく読み込んでいるケースが多く、クレームが入ることもあります。

カタログは画像も大切です。
その画像を用意するために撮影が行われることもあります。
商品がよく見えているか、コンセプトとずれていないかをチェックして撮影しましょう。

□まとめ

カタログの種類や作成の際のポイント、作成フローを解説しました。
カタログ作成にお悩みの方の参考になったでしょうか。
カタログの内容1つで業績が変わってしまうこともしばしばですので、今回の記事を参考に、ぜひ理想のカタログ作りを実現してください。