問題集の作り方とは?綴じ方、サイズについても解説します


問題集を作成するなら、分かりやすく解き進めやすいものにしたいですよね。
そんな時にまず重要視したいのが、1つの分野に特化した内容にすることです。
内容を1つに絞ると、問題の解答だけでなく、解説も充実させることができ、購入者にとって使いやすい問題集になります。

また、問題集に適した冊子の綴じ方やサイズも存在します。
そこで今回は、問題集の作り方について紹介します。

□問題集の作り方の基本とは?押さえておきたいポイントをご紹介

書店でよく見かける問題集ですが、実は問題集には様々な工夫がされています。
そのため、ここでは問題集を作成する際に押さえておきたいポイントについて3つ紹介します。

1つ目に、1つの分野に特化した内容にすることです。
1つの分野に特化することで、作成する際の情報収集が容易になるのはもちろん、その内容について細かな説明が可能になります。

よくいろんな分野を掲載した問題集がありますが、それらの場合、解答のみが記載されており、細かな解説は省かれているケースが多いです。
解説がないと、勉強していても分かりにくいですよね。
分野を1つに絞ってより細かな解説を掲載することによって、購入者が勉強しやすくなります。

2つ目に、ビジュアル面を重視することです。
空白を作り、文字を分かりやすくすると、購入者側が勉強しやすくなります。

また、問題と問題の間に空白がないと、読んでいた文章を見失ったり、別々の問題が一緒の問題に見えたりして勉強しにくくなります。
そのため、1文ずつ改行すると、見栄えが良くなります。
さらに、重要な部分はフォントを変えたり、色を変えて強調したりすると、より分かりやすくなります。

3つ目に、体系的な内容にすることです。
これは、購入者が問題を解き進めやすくするために問題のレベルを統一させることをいいます。
始めは基礎的な問題を配置し、後に練習問題や発展問題を入れると、購入者にとっても分かりやすく解き進めやすい問題集になります。

□問題集を冊子にするための綴じ方をご紹介

ここでは、3種類の製本方法の特徴や違いについて紹介します。

まず、中綴じ冊子です。
中綴じ冊子は、1枚の紙を二つ折りにしたものを重ね、中央をホチキスでとめる製本方法です。
1枚の紙に4ページ分印刷するため、最終的にページ数は4の倍数になります。

次に、無線綴じ冊子です。
これは、本文となる紙を重ね、本文部分と表紙を糊で綴じる製本方法です。
作成する問題集のページ数が多くなる場合は、無線綴じがおすすめです。

また、無線綴じ冊子には2種類の印刷方法があり、少ない部数を印刷する場合はオンデマンド印刷、大きな部数で印刷する場合はオフセット印刷がそれぞれおすすめです。
使い分けは、300部程度を目安にすると良いでしょう。

最後に、綴じなし冊子です。
二つ折りにしたものを重ね合わせた状態の製本方法です。
糊や針金は使わず、見開きごとに離せます。
また、1枚の紙に4ページ分印刷するため、最終的に4の倍数のページ数になります。

□問題集にはサイズも重要

問題集や参考書の大きさは、内容によっても変わりますが、持ち運んだり机に広げたりすることを考えると、大きいものは避けた方が良いでしょう。
ノートや教科書のようなサイズにしたり、さらに小さなサイズにしたりなど、より重視するポイントを絞ってサイズを決めましょう。

*A4サイズ

参考書や問題集において、最も一般的なサイズです。
元々はB5の大きさが一般的でしたが、最近はA4の大きさの教科書や問題集も増えています。
メリットは、見やすさやサイズ、情報量のバランスが良いことです。
また、保管もしやすいです。

しかし、幅をとることがあり、持ち運びはしにくいかもしれません。

*A5サイズ

A5サイズはA4の半分の大きさです。
教科書や参考書など学習用の冊子に用いられるケースが多く、最近まではA5サイズの教科書が一般的だったため、学生にはなじみのある大きさです。

また、学習用の冊子以外にも文芸誌やガイドブックなどの冊子にA5サイズが使われています。
図や絵などのビジュアルを大きく載せやすいのはもちろん、見開きにするとA4サイズになるため、場所を取ることもありません。
さらに、カバンにも入れやすく持ち運びもしやすいサイズです。

*B4サイズ

A4サイズやA5サイズよりも大きく、グラフ冊子や画集などに使われています。
また、大きな冊子になるため、写真を中心に載せる地図帳や資料集を作成する際に最適です。

しかし、非常に大きいため、持ち運びは厳しいかもしれません。

*B5サイズ

A4サイズよりも小さいですが、他の冊子と比較しても小さすぎないサイズです。
週刊誌や雑誌、書籍やコミック本などによく使われます。
持ち運びもしやすいため、問題集や参考書に適したサイズです。

□まとめ

問題集を作成する際に適したサイズはいくつかありますが、見やすさや情報量を考えると、A4サイズがおすすめです。

当社では、納品する前に実際に印刷した冊子をご確認いただくための無料のサンプル本をご用意します。
サンプル本は、その後の最終確認や打ち合わせでもご利用可能ですので、問題集の作成を検討されている方は、当社までご相談ください。