カタログの原稿作りのコツは?やっておくべき下準備から紹介します


カタログはどうやって作成したらいいのでしょうか。
カタログ作りは、まず原稿を作るための下準備から始まります。
また原稿を考えるときには意識したいポイントがあります。
そこで今回は、カタログを作る流れやポイントを紹介します。
ぜひカタログ作りの参考にしてください。

□原稿を作る前に必要な下準備とは?

カタログの原稿を作る前の下準備は3つあります。

1つ目は、掲載する情報の精査です。
カタログを作る、となると、掲載したい情報がたくさん出てくるでしょう。

しかし、紙面には限界があります。
また、情報が多すぎると、読み手にはどこに注目すればいいのか、何をおすすめするカタログなのかが伝わらなくなってしまいます。
何を伝えるためのカタログなのか、という軸を明確にし、掲載する情報を絞っていきましょう。

2つ目は、デザインの方向性です。
どのような雰囲気の紙面にしたいのかで紙面に合う色やイラストが変わってきます。
また、イラストや写真を多く使用すると、その分文字として掲載できる情報量は減ります。

文字の色やフォントなどは、3種類以内にすると注目すべき場所がわかりやすく、かつすっきりと見やすいカタログになるでしょう。
加えて、イラストを使う場合は画風をそろえるようにすると統一感が出ます。

3つ目は、優先順位です。
紙面に載せる情報の優先順位を決定しましょう。
レイアウトも、情報の優先順位に合わせて作っていきます。

レイアウトを外部に依頼する場合は、この優先順位をしっかり伝えましょう。
加えて、イメージが伝わるように希望するレイアウトのスケッチも用意することをおすすめします。

□カタログ原稿作成の基本的な流れを紹介します

先ほど紹介した3つの下準備をしたら、いよいよカタログの原稿作りに入ります。
今回は、カタログの原稿作りを4つのステップに分けて紹介します。

*コンセプトページの作成

カタログは、コンセプトページと商品掲載ページの2つで構成されています。
まずはコンセプトページの作成から始めます。
コンセプトページは、カタログを開いて1番最初に読み手の目に入るページです。

カタログの印象はもちろん、会社の印象にも影響を与えるため、デザイン・キャッチコピーは慎重に選ぶようにしましょう。

*商品掲載ページの作成

商品掲載ページでは、商品やサービスの特徴・スペックを紹介します。
ここでは、紹介する商品が多くなりすぎないよう注意しましょう。
1ページ掲載する商品は5点から10点がおすすめです。
読んでいるときに疲れないよう、ページに余白が生まれるように配置しましょう。

*原稿の修正

カタログの原稿が完成したら、修正作業に入ります。
修正の効果を引き出すためのポイントは、読み手のペルソナを明確に定め、顧客目線で修正点を探すことです。

カタログを印刷してしまったら、その後掲載内容を変更できません。
そのため、修正は慎重に行いましょう。
また、修正は、掲載内容のみでなく、配置や色、文章のフォントなど、細かい部分もしっかり行ってください。

□カタログの原稿を作るときに意識したいポイントを解説します

カタログの原稿を作成するときに1番重要なポイントは何か、皆さんご存じですか。
それは、カタログの目的を明確にすることです。
何のために、誰に向けてカタログを作るのか。

目的がしっかり定まっていないと、うまく内容がまとまらなかったり、読み手になにも伝わらなかったりしてしまいます。

そして、カタログ以外の方法と組み合わせることも効果的です。
例えば、カタログを渡すのと同時に口頭で商品説明をする、ホームページでもカタログと同じ商品を掲載するなどがあります。

カタログのみだと掲載できる情報が限られるため、必要な情報のみを絞って掲載することになる商品もあるかと思います。
そのため、カタログの配布と同時に口頭説明で商品情報を追加で伝えたり、ホームページで動画を使って商品情報を視覚的に伝えたりする方法を取り入れることをおすすめします。

読み手にとっても、1度にすべての情報を伝えられるよりも段階的に知る方がストレスを感じることなく情報を受け取れます。

また、カタログ配布によるゴールはあまり高く設定しすぎないようにしましょう。
適切なゴールを設定するために、購入までの段階的なストーリー設計を考えることが大切です。
その過程でメディアを同時に活用したり、無料お試し期間を設けたりしてみましょう。

そして、ゴールを「購入」のみに設定するのではなく、無料お試しへの申し込みやホームページへのアクセスもゴールの1つにするといいのではないでしょうか。

□まとめ

カタログ作りを行う際は、誰に何を伝えるために作成するカタログなのかを明確にし、軸として作業を進めていくことが重要です。
また、カタログだけでは掲載できる情報が限られてしまいます。
口頭説明やメディアの活用で段階的に情報を伝えると効果的です。

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