研修報告書はなぜ必要?書き方のポイントを紹介します


研修を受けた後は、その研修で学んだことを基に「研修報告書」を作成する必要があります。
研修報告書はどう書けばいいのか、ご存知の方は少ないでしょう。
研修報告書には、研修を受けての感想にプラスして、研修の具体的な内容や、研修で得た学びを記載する必要があります。
そこで今回は、研修報告書はそもそもなぜ必要なのか、そして研修報告書の基本的な書き方を紹介します。

□研修報告書はなぜ必要?

研修報告書はなぜ必要なのか、皆さんご存知ですか。
実は、研修報告書の作成には主に2つの目的があります。
目的を理解したうえで作成すると、報告書が書きやすくなるでしょう。

*研修内容の検証と改善を行うため

研修内容は、毎回同じものではありません。
研修を行うタイミングや研修の対象者、目的などに応じて、内容の修正が必要になります。

また、研修を一回実施するためには、かなりの時間と費用が必要です。
そのため、行った研修が本当に有効だったのか、そしてどうすればより有効な研修になるのかを把握することが大切です。

そこで必要になるのが、研修報告書です。
研修報告書から、どのような内容が研修で実施されたのか、その内容が研修者にどのような学びを与えたのかを把握しているのです。

*研修内容を共有するため

研修を受けていない人にも報告書を通して研修内容を共有することで、会社全体のスキルアップ・知識向上が期待できます。
また、上司が部下が受けた研修内容を把握することで、実際に研修での学びが業務に活かせているかを評価する指標にできます。

有効な指標になるよう、研修で得た学びをどう活かすのかを具体的に記載するといいでしょう。

□研修報告書の書き方は?ポイントを紹介

研修報告書の書き方に明確なルールはありません。
ここでは、一般的に研修報告書で記載される項目について紹介します。
何を書けばいいのかわからない、という方はぜひ参考にしてください。

・作成者の氏名
・報告書の作成日時
・研修が行われた日時、場所
・講師名
・研修の内容
・研修を通して学んだことや感想

上記の項目を記載したうえで、注意していただきたいポイントが5つあります。

1つ目は、研修の目的を把握し、事実に基づいた内容を記載することです。
一つ一つの研修には、目的があります。
例えば、新入社員研修の目的は社会人としての基本的なマナーや心構えを新入社員に教えて、社会人としての自覚を持たせることです。

記載する学んだことや感想が、その研修の目的、実際に行われた内容に基づいたものになるよう記載してください。

2つ目は、分かりやすく、具体的に記載することです。
先ほど紹介したように、研修報告書を作成する目的の一つは社内への研修内容の共有です。
そのため、読み手に伝わりやすい文章を書くことを意識しましょう。
分かりやすい文章を書くには、以下に紹介する3つのことを意識してみましょう。

・結論を先に書く
・一文一義にする
・簡潔に述べる

まず、結論を先に述べるようにしましょう。
結論が先にあることで、その文章で伝えたいことは何なのかがわかりやすくなります。

次に、一文一義にしましょう。
一文一義とは、一つの文の中に記載する出来事を一つにするということです。
これを意識することで文章が長くならずに、読みやすい文章になります。

最後に、簡潔に述べることを意識しましょう。
冗長な文章だと言いたいことがわからなくなります。
詳細すぎる情報や研修の内容とは関係ないエピソードなどは記載しないようにしましょう。

また、研修で学んだ内容の詳細に加えて、自分の解釈や、どのような気付きや学びを得られたのかを記載することで、評価材料にしやすくなります。

3つ目は、今後どう活かしていくかを記載することです。
研修は参加して終わりではありません。
研修で得た学びをどう活かすのかが最も重要です。

自分の業務やキャリアプランを見直し、どう学びを反映させていくか、なるべく具体的に記載しましょう。

4つ目は、研修中にメモを取ることです。
研修中はポイント・重要事項をこまめにメモするようにしましょう。
人間は基本的に忘れる生き物です。

後で、まとめて書こうとしても、いざ研修が終わると詳細を思い出せなくなってしまいます。
メモを残しておくと自身の振り返りにも使えますので、積極的にメモを取るようにしてください。

5つ目は、文章作成の基本的なルールを守ることです。
誤字脱字の確認はもちろん、文末の表現が統一されているか、表記のゆれがないかを細かく確認しましょう。

よく見られる表記のゆれとして、全角と半角の混在や固有名詞のばらつきがあります。
特に、数字の全角と半角は、一見判別がつかないことが多いので入念に確認してください。

□まとめ

研修報告書は、研修内容を検証し改善していくために、そして研修内容を共有することで社内全体のレベルアップを図り、評価指標とするために必要になります。
研修報告書を作成する際には結論を先に記載する、一文一義を心がけることで分かりやすい文章となります。

また、研修で得た学びを今後どのように活かしていくかを記載すること、そして文章作成の基本的なルールを守ることなどが重要となります。
この記事を意味のある研修報告書の作成に役立ててください。