社内向け、顧客向け冊子の違いと使い分け方のコツ。


11月13日

会社が作る冊子にはいろんな種類があって、違いが分からないと思ったことはありませんか。
きちんと把握していなければ、誰に何の目的で作ったのかはっきりせず、効果が感じられないといった事態を招くかもしれません。

実は冊子というのは本当に細かく分かれており、対象者、目的、目指しているものが、全く異なるのです。
そこで今回は、冊子の違いと使い分け方についてご紹介します。

■社内向けと顧客向け、組織向け冊子の違い。

社内報の目的には経営の方針やスキルの伝達、モチベーションアップがありますが、一方で顧客向けの場合は宣伝に力を注ぐことが多いです。
よって、社内報では情報の共有ができれば良いので、分かりきっていることを省いても構いませんし、顧客向けでは人の目を引くことに意識を向けます。
重視している点が全く違う、といっても過言ではないでしょう。

また、あまり馴染みがないかもしれませんが、組織向けの冊子もあります。
これは組織の人間や会員に向けて発行され、顧客向けに近い性質を持っています。

■様々な冊子の種類と特徴。

社内報の目的は、経営戦略や連絡事項、スキルを伝え、モチベーションアップのためでもあります。
これにより、普段は見えにくい他の部署の実情が知れたり、考え方を共有出来たりするのです。

一方、組織の会員に向けたものは機関誌や会報誌、会員誌があります。機関誌はある団体に向けて発行する出版物で、会報誌は団体の情報の共有を目的としています。
会員以外の人にも配られることがあります。最後に会員誌ですが、組織に向けての宣伝で使うことが多いです。具体的には、商品紹介やサービス内容の紹介を行うものです。

顧客向けのニュースレターは人の目につくことが目的で、広報誌は自社の活動を知らせるものです。
広報誌は業務以外の活動を幅広く知ってもらうことを狙っています。読者によって大きく内容が異なってきます。

 

いかがでしたか。

冊子の違いと特徴を抑えることが出来ましたでしょうか。
最近は広報誌のなかに会員向けのものを設けるなど、冊子同士の良い所が組み合わされたものも出てきています。

 

スマホが普及し、現代の人の活字離れに対抗しようとしている意識の表れかもしれません。
よってこれからはますます、冊子の質が磨かれていくでしょう。

そんな時、ついつい目的を見失いがちになってしまいます。
今作ろうとしているものが、どの冊子に当てはまり、誰に向けたものなのかを知って、何度も確認することで適切な手段を選ぶようにしましょう。

 

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