問題集、規定集、文集の原稿(データ)を作る際のポイントをご紹介します。


問題集、規定集、文集の原稿作りにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
これらの冊子は、普段目にすることはあっても、実際に作る機会は少ないですよね。
今回は、そんな初めての方でも簡単にわかる、原稿作りのポイントをご紹介します。

□原稿を作る際の3つのポイント

 

問題集、規定集、文集に取り掛かる前に、一般的な原稿を作る際のポイントについてご紹介します。
原稿を作る際のポイントは主に3つです。
それぞれについて見ていきましょう。

1つ目は、用紙のサイズです。
用紙のサイズは、基本的にA4やB5で作成すると良いでしょう。
A4やB5サイズは、普段の生活でも最も流通している大きさです。
手にとりやすく、読みやすいサイズであるため、特別な目的がない限り、こちらのサイズで良いでしょう。

2つ目は、余白をあけておくことです。
印刷前のデータを用意する際には、周囲3ミリ以上は余白をあけておきましょう。

問題集、規定集、文集は比較的ページ数が多い冊子物です。
こういった、分厚くなる冊子物の場合は、背表紙を付ける必要があります。
背表紙を付けると、ページの中心部分に紙がおりこまれるため、文字が見えにくくなることがあります。

特に、図表は中心部分に近づくと、曲がって見えてしまいますので、見やすさを重視する場合は、ページ端に配置すると良い
でしょう。
原稿を作成する際には、実際に綴じてみても見やすいかどうかを考えながら作ってみてください。

また、問題集の場合であれば、余白に書き込みも行えますので、使用用途によっては広めに余白を用意しても良いでしょう。

3つ目は、色です。
色は、白黒を利用するか、カラーで印刷するかで、大きく異なります。
白黒は印刷コストを抑えて印刷できます。
数百部印刷する必要がある物やコストを意識して印刷する場合は、白黒を選択すると良いでしょう。

一方で、カラーは使いやすさに影響するでしょう。
カラー印刷は、印刷コストが高くなりますが、印刷物が使いやすく、見やすい物が多いです。

規定集や文集のように、文字だけで表現する物は基本的に、白黒で良いでしょう。
問題集の場合は、図表やグラフなど、文字以外にも掲載する物がある場合には、カラーがおすすめです。

余白同様、実際に印刷された場合に、どちらの方が使用しやすいかを考えながら、色を選択すると良いでしょう。

 

□問題集、規定集、文集それぞれの作成ポイント

 

では、ここからは問題集、規定集、文集それぞれの作り方を見ていきましょう。

 

*問題集の場合

問題集を作る際には、2つのポイントがあります。
1つ目は、過去問を分析することです。
資格試験、検定問題、受験など、試験が設けられている物は、基本的に過去問を入手するできます。

問題集を作成する場合には、今後どのような問題が出題されやすいのか、どういった傾向があるのかを分析すると良いでしょう。

特に、受験問題は過去問や学校ごとの特徴が大きく表れるため、入念な研究が必要でしょう。

2つ目のポイントは、既存の問題集を研究することです。
過去問を研究した後は、問題集作成に取り掛かりたくなってしまいますよね。
しかし、1から問題集を作成するのは非常に非効率です。
既存の問題集が入手できるのであれば、参考にすると良いでしょう。
既にある問題集を参考にすることで、問題集ごとの良い点や悪い点が見えてきます。
ご自身の求める問題集増を見つけるためにも、既存の製品は確認することをおすすめします。

 

*規定集の場合

規定集を作成する場合のポイントは2つあります。
それぞれについて見ていきましょう。

1つ目は、モデルとなる規定例を見つけることです。
社内規定やその他規定集を作るのは非常に骨の折れる作業です。
1から作ろうとすると、抜け漏れが生じたり、チェックに非常に時間がとられたりします。
インターネットやその他入手できる手段を用いて、自社のモデルとなる規定集を見つけると良いでしょう。

その際、できるだけ自社の文化や業種業態が近い物を探してください。
実際の業務と規定の求める内容に乖離がありすぎると、規定内容が形骸化してしまいます。

できるだけ業務内容に近しい物を参考することで、改変内容も少なくなるでしょう。

ポイント2つ目は、社内で話し合いをすることです。
規定を作る際に、陥りやすいのは厳しすぎて業務に支障が出てしまうことです。
管理職が求める規定や現場社員が求める規定など、それぞれの限界があります。
また、部門間でも規定内容の判断の仕方は異なるでしょう。

モデル例を参考に、規定を作成した後は、社内で再度話し合うと良いです。
役職や部門など、それぞれに違いがあっても全員が守れる規定を制定しましょう。

 

*文集の場合

文集を作成する場合には、テーマ設定が重要です。
文集は一定の統一感があると、見栄えや内容が際立ちます。
例えば、卒業文集を作る際には、「思い出」がテーマでしたよね。

ご自身の求めるテーマを設定した後は、それに沿った内容やレイアウトを決めていきましょう。
前述した、色の使い方や余白の幅などのレイアウトも、テーマがあれば自ずと決めるできると思います。

文集を作り際には、テーマ設定にこだわってみてください。

 

□まとめ

 

問題集、規定集、文集の原稿の作り方についてまとめました。
実際に作り始めると、不明な点もあると思います。
その際は、当社にご相談ください。
どのような冊子が出来上がるのか、印刷に至るまでサポート致します。