セミナー資料の構成の考え方は?手順や注意点を併せて解説します!


セミナーがあり資料を作る必要があるけれど構成等、作り方で悩んでいるという方はいらっしゃいませんか。
セミナーは本番ももちろん大事ですが、資料作りの段階から勝負は始まっています。
そこで今回は、セミナー資料を作るための手順やポイントについて解説します。

□セミナー資料の構成を考える手順

ここでは、流れが分かりやすい資料にするための手順を6つのステップに分けてご紹介します。

ステップ1は、タイトル決めです。
セミナーの第一印象はタイトルで決まり、話をどれだけ集中して聞いてもらえるかに直結します。
たかがタイトルと考えずに、魅力的な言葉選びを心がけましょう。
もちろん、内容からかけ離れたタイトルをつけるのは絶対にNGです。

ステップ2は、全体の章の並びの考案です。
セミナーで話す大まかな内容を整理して羅列し、より分かりやすく、より流れに沿うように順序を決めます。
また、不必要な章や分けた方がいい章があるかもしれないので、ここは特に慎重に吟味しましょう。

ステップ3は、章の内容構成の考案です。
先程決めた章のテーマを逸脱しないように内容を詰めていきます。
1つのスライドには原則1つのメッセージを割り当てることが、伝わりやすいセミナーのポイントです。

ステップ4は、リハーサルです。
リハーサルをすることで、時間配分の問題だけでなく資料の構成や内容の問題点が明らかになる場合があります。
リハーサルを行って修正し、またリハーサルをする、という作業を繰り返してより質の高い資料を作り上げましょう。

ステップ5は、まとめ作りです。
まとめは構成に関わらず最後に配置される上、リハーサルの結果によっては内容が多少変更する場合があるので、後から作ることがおすすめです。
まとめでは、特に重要で記憶に残してもらいたいメッセージを改めて記載しましょう。
内容の復習もできるので、質疑応答にも進みやすくなります。

ステップ6は、自己紹介の挿入です。
自己紹介は、講師としての立ち位置や経歴を簡単に示します。
長くし過ぎず、スライド1枚に収まる量で簡潔にまとめましょう。

□見やすい資料作りのコツ

ここでは、見やすい資料にするための3つのコツをご紹介します。

*情報を絞る

伝えたいことが多くても、情報は本当に必要なものだけになるよう取捨選択しましょう。
情報を載せすぎても、見ている人は消化不良を起こし、却って内容が記憶に残らない場合があります。
先程もお伝えした通り、1スライド当たり1つのメッセージを意識しましょう。
箇条書きで内容を簡潔に記してもいいですね。

*見やすいデザインを意識する

内容がよくてもデザインが悪いと、読みづらく理解しにくい資料になってしまいます。
内容を整理したうえでデザインにもこだわっておきましょう。
デザインのポイントはいくつかありますが、特に重要なものを以下に並べます。
・色は2~3色まで
・フォントは統一する(メイリオやゴシック体がおすすめ)
・文章ごとの列や行をきれいに揃える
・余白を残す

見やすい資料作りのために、先輩にお手本を見せてもらったり、ネットでよい資料の例を見たりしてもいいでしょう。

*書き込み用のスペースを残す

資料を配布しメモをとってもらう場合は、話の内容を書き込めるだけの余白を残しておきましょう。
一枚の資料に文字や図が一杯に詰め込まれていて、読みにくくなるという問題の対策にもなります。

□セミナー資料作りでの注意点

ここでは、やってしまいがちな失敗や注意点を3つご紹介します。

1つ目は、章内部での構成ミスです。
基本的には、1つの章は序論、本論、結論の順に並べましょう。
序論がないと突然話が始まり、聞き手はその章の見通しが立たず、今までの話とどういう関係があるのかが分かりません。
結論がないと話がまとまらず、結局何が一番言いたかったのかが伝わらないので、3つの「論」を忘れないようにしましょう。

2つ目は、グラフや表の内容が伝わりにくくなることです。
グラフや表を載せる際は、何のデータか、縦軸と横軸は何を表しているか、単位は何か、といった説明が必要です。
これらの情報は予め資料に記載しておくのが普通で、口頭だけの説明では正確に伝わりません。
自分でまとめるために作ったデータは、誰が見ても伝わるように分かりやすくまとめておきましょう。

3つ目は、ビジュアル面での失敗です。
デザインがごちゃごちゃしていると、そもそも読む気が失せてしまいます。
見やすい資料は、情報が簡潔にまとまっており、色も必要以上に用いていません。
文章や情報は無駄や重複をできるだけなくし、フォントや色も見やすいものを使いましょう。

□まとめ

今回は、セミナー資料作成における、構成のポイントや注意点をご紹介しました。
セミナーは見やすくて伝わりやすい資料を準備できてこそ、話の内容を理解してもらいやすくなります。
たくさんの人向けのセミナーで資料を大量に印刷したいという方は、ぜひお気軽に当社にご相談ください。