カタログの作り方とは?デザイン・サイズ・タイプの決め方も紹介


商品を顧客に紹介するためのカタログを作りたいけど、すぐに魅力的なカタログを作るのは難しいですよね。
魅力的なカタログを作るためには、いくつかのステップを踏む必要があり、原稿の作成から校正、印刷まであります。
また、カタログのデザインやタイプを決める際には、実際にカタログを配布する際の配布方法によって変わってきます。
そこで今回は、カタログの作り方について紹介します。

□まずはカタログの種類について知りましょう

カタログとは、展示物や商品を品目ごとに整理して書き並べられたものをいいます。
展覧会の目録の他、自社のサービスや商品を一覧できる冊子を指します。
カタログは様々な業種で使われていますが、主に次の3つの種類があります。

1つ目が、営業用カタログです。
営業用カタログは、セールスや商談の際に自社の商品を紹介するためによく使われます。
また、販促イベントや展示会、ショールームで説明用に配布されたり、設置されていたりします。

2つ目が、業務販売用カタログです。
業務販売用カタログは、商品の流通過程でよく使われます。
具体的な例を出すと、小売店が卸売会社に商品を発注する際に使います。

一般消費財のみならず、農産物の種子やネジなどの小さいものから大型の機械といったあらゆる商取引の際に、業務販売用カタログが用いられます。

3つ目が、通販カタログです。
これは、通信販売の際に顧客側が商品を選ぶ際に使われるカタログです。

□カタログの作り方を4つのステップで解説

ネット上のカタログを使っている場合でも、紙のカタログが必ず必要になってくることがあるのではないでしょうか。
ここでは、紙のカタログの作り方を解説します。

*原稿の作成

まずはカタログに必要なページ数と構成要素を決めます。
また、カタログは配るもののため、部数については最低でも1000部から3000部が必要でしょう。
後から追加で印刷するよりも、一度で一気に印刷してしまう方が費用を抑えられます。

これらが決まったら、コンセプトページを考えます。
コンセプトページでは、顧客に対して紹介する商材のブランドイメージを案内します。
商材にもよりますが、商品毎にコンセプトページを設ける場合や、全体のコンセプトページと各ラインナップごとにコンセプトページを作る場合もあります。

商品の特徴やブランド・商品の生い立ちを掲載すると、コンセプトページとして成り立ちます。
そして、工夫としてブランドや商品のキャッチコピーを入れることによって、それらの特徴をしっかりと伝えられます。
ボディコピーを先に作成し、その内容を要約するためにキャッチコピーを入れるのも有効な方法です。

次に、商品掲載ページについて考えます。
一般的には、商品名や商品の特徴、写真を掲載します。
商品にもよりますが、掲載する商品の数としては、5点から10点が目安になります。

また、コラムのような文章も掲載できます。
例えば、ワインのカタログの場合、各ワインの美味しい飲み方や保存方法などの情報を入れると良いでしょう。
そして、商品から離れて顧客の役に立つ情報を掲載するのも有効な方法です。

*確認・修正する

カタログの構成やデザインが決まったら、内容に間違いがないか、デザインの変更は必要ないかをしっかりと確認します。
一度印刷が完了したら修正が困難になるので、確認・修正は入念に行ってください。

*印刷

修正の完了を確認します。
これ以上修正する部分がなければ、カタログのデザインは完了で、印刷をします。

*納品

カタログによって納品期間は変化しますが、だいたい1週間程でデザインしたカタログが手元に届きます。
これで、カタログ製作は完了です。

□デザイン・サイズ・タイプは配布方法で決めましょう

カタログは、手渡し、平置き、郵送、ラック陳列など、配布方法によって適したデザインやレイアウトが異なります。
例えば、ラックに陳列されるようなカタログの場合、上半分を見れば内容がタイトルが分かるデザインにするのがおすすめです。

また、使用目的や情報量によって、中綴じ、無線綴じ、ポケットホルダーのようなカタログタイプの選択やカタログのサイズをイメージしておきましょう。
さらに、発行時期や発行する部数、予算の設定といったカタログを作成する際の全体像も把握しておくのが大切です。

□まとめ

カタログの作成を行う際に始めに行うこととして、コンセプトページと商品掲載ページの作成があります。
コンセプトページでは、紹介する商品の生い立ちについて掲載すると良いでしょう。
商品掲載ページでは、実際の商品名や写真、特徴について掲載します。
また、商品によっては、コラムのようなお役立ち記事を掲載するのも1つの方法です。

当社では、納品する前に完成する冊子をご確認いただくための無料サンプルをご用意しますので、作成したカタログを実際に手に取って確認できます。
カタログの作成を検討されている方は、ぜひ当社までご相談ください。